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月までバカンスしたいよ

週末から予定がつまってさらに1週間。怒涛。定期的に会う友達の周期にたまに会う友人との予定を入れると休みがなくなる。直帰してお風呂入って寝たい。すぐ夜になってまたすぐ朝が来る。昔はそれがすごく耐えられなかったけど今は職場が好きだからまだ大丈夫。仕事が苦じゃないってあるんだな。忙しいわけではないけど覚えることがたくさんあってまだ時間がかかる。教わらなくてもできはじめるとタスクが溜まって時間内に終わらせるスケジュールを組むレベルになった。どこにいっても肉体を使う瞬間がある。それを嫌じゃないと思うのは新卒の会社へのわずかな感謝。久しぶりにメールを打ったり電話することに怯えがあったけどすぐになんのこともなくなった。積み重なっていないと思っていた時間には意味があったんだ。ここまでがむしゃらにやってきてよかった。まだまだがんばれる。

去年北海道に行ったときのインタビューを受けた。ずっと考えてた。忘れ去らないように、消えてしまわないように、大切に考えてきてたから、地続きだった。シェアハウスでの暮らしは正直つらかった。1人で住んで働きに行ければどれほど負担がないのだろうと思ったけど、そうだったらわたしはあそこまでご飯を作って食べてなかった。6人で暮らす生活はきっともう人生の中ではない。ましてや初対面の人たちと。起きてから寝るまで誰かいる。部屋もあったけどあまりこもらないように気をつけた。何をするにも写真が撮れるかが最優先だった。写真を撮るという行為がわたしを震わせるから、そこにいることが正解だと思うから、この写真がこれからどうにもならなくても、わたしを立たせる1番の理由だから。彼の写真を独りよがりだと言ったけど、わたしもじゅうぶん独りよがりだ。わたしのためだから。それでも他の人が認めてくれるからここにいられる。あなたの写真はさびしいと何度も言われてきた。あなたもさびしいのかと聞かれたのを思い出す。5年前。でももう寂しさだけじゃない。その中にある光が、誰かの希望になるのかもしれないと知った。わたしが寂しいのは、ずっと1人だからだよ。誰がいてもどれほど優しさをもらっても、永遠に探し続けてしまうから。さびしさを忘れてしまったら、何も受け取れなくなってしまう。受け取り続けることがまわりへの愛なんだと思った。ずっと敏感でいたい。うれしさも憤りも、あたたかさも冷たさも。感じ取れる人間でよかった。大丈夫だよ。言い聞かせる。

久しぶりに音楽を聴きにいった。コロナ中の座って静かに聞いてる方が性に合ってた。リズムをとって周りに合わせることに集中してしまうから素直でいれない。光がきれいだった。光のほうへ。

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