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身心にアプローチする呼吸法

「呼吸法」は奥が深く、いろいろな方法がありますが、基礎知識についてお伝えします。

まず・・・

心臓や内臓などほとんどの機関は自分の意思で動かせませんが、呼吸はできますので、呼吸を使って身心にアプローチするのが最大の目的です。

そもそも・・・

鼻から吸って口から吐く

を聞いたときに「口から吸っても構わないんじゃない?」と思ったのですが、ちゃんと理由があります。

また・・・
「呼吸」って書き、「呼吐」とは書きません。
「吸う」を「呼ぶ」ので、「吐く」のが先です。
「吐いた分」だけ「吸える」ので「呼吸」です。

「腹式呼吸」の基本は次のとおりです。

①背筋を伸ばす
②まず「口」を「う・す・ふ」の形にしてゆっくり吐く
③「②」のときに、お腹を縮める感覚で行う
④吐ききったら「鼻」からゆっくり息を吸う
⑤「④」のときに、お腹を膨らませる感覚で行う
⑥「②」に戻り、②~⑤を繰り返す
⑦吐くときは吸うときの倍の時間をかける意識で行う(吐く6秒、吸う3秒)

呼吸イメージ

意図は次のとおりです。

「口」から息を吐く:「う・す・ふ」の形

氣道が閉そくすることを防ぎ、換氣量が増えます。

「鼻」から息を吸う

鼻粘膜と氣道で加湿されるだけでなく、微細なゴミや細菌、ウイルスも取り除かれます。

また、夏や冬など氣温が高い・低い場合にも鼻経由だと体内に取り込む温度を調整しやすくなります。
※蓄のう症とか副鼻腔炎の方はやりにくいので無理はしないでください。

お腹を縮める・膨らませる感覚

内臓がマッサージされ腸の動きがよくなるとともに、肺から心臓、内臓、全身へ血液の循環が活発になります。

ゆっくり呼吸する

ストレスを受けるとため息をついたり、疲れて眠い時にはあくびをしたりします。
呼吸が浅くなると自律神経が乱れることになりますので、大きな呼吸を自然に行いリカバリーしようとするものです。

ストレス感じたらまずゆっくり呼吸。
息が浅いなと感じたらゆっくり呼吸。


タダなので使わない手はない

と思いますが、いかがでしょうか?

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