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晩御飯。

続きです。

師匠に着物のたたみ方を教わってから、晩御飯を一緒にいただく事になった。
師匠と姉さんと僕の三人。

「嫌いな食べ物はある?」

と師匠に聞かれた。
これは、あれだ。嫌いな食べ物を言うとそれを出されて、「お客さんとの食事会の時に好き嫌いがあると良くないから」という理由で、無理やり食べさせられるやつや。と思った。

「きゅうりです」

普通に苦手だけど、無理したら食べられるモノを挙げた。

「じゃあ、それは抜きで作ってあげる」

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