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昔取った杵柄、頭の体操:詰め将棋その7

REV8

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

今回も、具体的な詰め将棋の棋譜を挙げてみたいと思います。

通常の将棋と異なるのは、攻めて・守りての手を自身で全て考えて、詰め状態に至る道筋を明らかにします。

詰め将棋の棋譜を表示する前に、簡単に各将棋の駒の動きを以下に抑えておきます。

・桂馬以外は移動線上に味方・相手方の駒が有る場合は、そのコマを取って同じ位置に置くか若しくは移動させてからしか、直前でまでの何れかの位置に置く事しかできません

・相手方陣地、一番奥から三コマ目までを双方の陣地と定義していて、最初の段階では、歩が配置されている位置が相手陣地の始まりです。このエリアに相手方の駒が進んだ場合は、成金(ト金のも呼ばれます)となり、金と同じになり得ます。尚、成金になるかならないかは選択可能です。又、相手陣地に駒を最初から最初から指した場合は、一旦相手陣地を出た場合に、成金となれます(歩・桂馬・香車・銀の場合です)。但し、車と角は成金では無く成り車・成り角となり、弱点の斜め前後左右、前後左右に一コマずつ移動が可能になります。

歩:前に一コマ直進します。(斜め前後・横、後ろには移動できません)

桂馬:前に桂馬飛びします。(桂馬位置:二つ前の右・左一つ横位置です)

香車:縦一列どこえでも移動可能です。

金:前左右横方向に一コマ+真後ろ一コマ移動可能です。(斜め左右に移動できません)

銀:前左右方向に一コマ+斜め左右に一コマ移動可能です。(真横+真後ろに移動できません)

車:上下左右にどこえでも移動可能です。

角:左右前方後方の斜めにどこえでも移動可能です。

王:全方向に一マス移動

以下、詰め将棋の講師の理解している先ず基本的な考え方です。

  1. 先手から開始して、想定詰め数で王手詰めで終了する。(想定詰め数より多く成ったり、少なくてもNGです)

  2. 後手・受け手・守り側の手も先手側が妥当な手を考えます。

  3. 基本的に攻め手が王手を継続して詰め数で詰め状態即ち守りて王駒が動けない状態を作ります。

  4. 通常若しくは基本的に守り側の持ち駒は使用させずに詰めるのが手筋です。(例外も講師は過去経験したことはありますが、概ね使用させない手筋を考えます)

尚、詰め将棋を始められる方は、詰め数が小さいものから取り組まれる方が良いと思います。詰め数が大きいと、その分、手筋が沢山ある場合が通例であり、容易には正解に行きつけない事があり得ます。

という事で、先ずは、三手詰めの棋譜から取り組まれる事をお勧めします。(因みに講師は一手二手詰めの詰め将棋は見たことが有りません)

又、棋譜若しくは将棋盤は右上隅からそれぞれ横に数字で1,2,3…、縦に漢字で一、二、三…と縦横のマスを数えます。

将棋のTV中継などで、”1四歩”等と読み上げられたときは、右側の1番列の四行目の位置に歩が置かれた事・進んだことを指しています。

では具体的な詰め将棋の棋譜を見ていきましょう。

講師自身自分で詰め将棋を作成する事もできますが、時間の関係で、日本将棋連盟さんの”次の一手”という情報を引用させて頂こうと思います。

詰め将棋問題その

今回から、これまで挑戦してきた基本の三手詰めを離れて、一歩進んで五手詰めにチャレンジしてみましょう。

状況:五手詰めです。持ち駒は角及び金二枚です。1三に竜(角の成)のみの先手側駒配置で、守りは相手玉が2一の位置に単独あり、4一と3二飛が一枚ずつの布陣です。相手の持ち駒は、原題では記されていますが、関係ありませんので、省略します。


五手詰め問題その1

相手飛二枚の守りが固い為、どうやってその守りを破るかで一考が必要に思えます。要するに二枚の飛の十字の利き道を如何に切るかがポイントに思えます。

従って、二枚の飛を離す事と玉をもこの二枚の飛から遠ざける若しくは利き筋の十字方向から離す事が必要に感じます。

詰め数はこれまでと違い二手多く五手詰めですが、基本的な考え方は三手詰めと同じと思います。

以下、詰めに至る打ち手順です。

1一金打ちで王手

同玉

3三角打ち王手

同飛

1二金打ち王手で詰みです。

以上の五手詰みです。

皆さんは、将棋や囲碁を嗜まれておられるでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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