新詰め将棋 その16:頭の体操:七手詰め詰め将棋
REV7
ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。
今回も、七手詰め詰め将棋挑戦という事で、より実践的な詰め将棋の棋譜を考えてみたいと思います。
詰め将棋が通常の将棋と異なるのは、攻めて・守りての手を自分自身で全て考えて、詰め状態に至る道筋を明らかにする事です。
今回も、より本格的な七手詰めの詰め将棋を取り上げます。
五手詰めからだと二手増えるだけですが、詰め将棋の投稿を始めた頃の三手詰めから考えると、(三手*二)+一となり、三手詰めより倍以上の手数・複雑さになります。
尚、詰め将棋を始められる方は、詰め数が小さいものから取り組まれる方が良いと思います。詰め数が大きいと、その分、手筋が沢山ある場合が通例であり、容易には正解に行きつけない事があり得ます。
手筋というのは手数ではなく組み合わせの棋譜筋の数です。(詰み数が大きくなるとそれだけ手筋のパターンや方路が複雑化します)
では具体的な詰め将棋の棋譜を見ていきましょう。
講師自身自分で詰め将棋を作成する事もできますが、時間の関係で、引き続き、日本将棋連盟さんの”次の一手”という情報を引用させて頂こうと思います。
⑯詰め将棋問題その16(七手詰め)
今回も、より本格的な七手詰めにチャレンジしてみましょう。
状況:七手詰めです。持ち駒はありません。4一に角、3三にと金(歩の成)、4六に龍(飛の成)、1五に銀の先手側・攻めて側の駒配置で、守りは相手玉が1三の位置にあり、2一に桂、2二に歩の布陣です。相手の持ち駒は、原題では記されていますが、関係ありませんので、省略します。
七手詰め問題その16
今回、持ち駒無しですので、攻め手と守り手との相互の駒の配置を注意深く確認するのが攻略に向けた第一歩と思います。
守りが桂と歩だけですので、簡単に攻略できそうですが、攻め手の角と歩がある意味対で銀と龍が別な対と考えられますが、角と歩はそれほど強力では無い為、注意が必要です。
ただ、相手も守り駒が桂と歩の飛び道具有の為、場合によっては思わぬ力を発揮する可能性があります。
従って、一つ一つ手順を踏んで、相手玉を詰め切ることが肝要です。
前回もコメントしましたが、相手の駒を旨く利用し、相手玉の動きを制限し、詰めに至らせるという事になります。勿論、相手駒を王手をしながら、取るという選択肢もあると思います。
詰め数は五手詰めより二手多く七手詰めで、基本的な考え方は同じと思いますが、然しながら、詰め手数が七と五を超えているので、ジックリ手筋と駒配置・手駒等を確認・検討する必要があると思います。
以下、詰めに至る打ち手順です。
1四角成馬で王手
1三玉
2三馬で王手
同歩
4二龍で王手
1三玉
2二龍での王手で詰みです。
以上の七手詰みです。
皆さんは、将棋や囲碁を嗜まれておられるでしょうか?
講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。
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