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都立殿ヶ谷戸庭園、アナザーストーリーその1:松の木篇

REV29

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

About Short Update6で投稿予定でしたが、ワンアイテムでボリュームが大きくなった事、他にもテーマが存在する為、独立した投稿にさせて頂きます。

本投稿は、都立殿ヶ谷戸庭園を訪れている、メインの目的である、庭園の四季の移り変わりを追い、色々なお花を愛でて楽しむ以外に、最近、新たに感じている・考えている、二つ目の目的である、各種花木の学習に関する内容となります。

尚、本投稿で使用する写真などは、原則、都立殿ヶ谷戸庭園を訪れた際に撮影したものとなる予定です。

今回は松の木に関する内容です。

松の木の実、所謂松ボックリについて

皆さんは、松の木の成長(厳密には松の実へのフォーカスです)を見た事がありますでしょうか?

先日、都立殿ヶ谷戸庭園の受付で特定の実のあるはずの松の木の位置を確認して、やっと見つけました。(撮影するのにこれまで何回空振りした事か…調べたところ6回目、経過期間30日、この一か月、講師的には有るハズのものが見つけられず、実はモヤモヤしていました)

撮影したかったのは、上の写真の上部方面に映っている”緑”の松ボックリです。

普通、松ボックリというと、上記写真の下部の方に映っている、茶色気味の枯れたような松ボックリだと思います。

上記の写真は松の赤色と黄色の雌花・雄花です。(一年目に雌花と雄花が咲く様です。高い所の松の木の枝を遠目で撮影したので、不明瞭かもしれませんが…)

この後、受粉後、雌花が、緑の松ボックリー>茶色の松ボックリ(二年目ー>三年目及び以降)と変化していく様です。

何度、都立殿ヶ谷戸庭園を訪問して、その度に松の木を注視しているのに、緑の松ボックリが見つからないな?と思っていたところ、確認時、一部は処理されてしまっている事を知りました。

何故なのかは解りませんが、所謂、剪定・伐採等の対象になっていた様で、通り道の松の木を色々、場所を変えて・対象の木を変えても、無いなーと思っていましたが、伐採即ち、無くして・取られてしまっているのであれば、見つけようが有りません。

ある意味、今回、聞いてみて正解でした。処理されていないのではないかと思われる位置の松の木を教えて頂き、やっと必要なものが、今回撮影出来ました。

講師の記憶が確かなら、以前、田舎に居た頃、何かのお祭りか何かで、緑の松ボックリを見た気がしています。

ただ、松ボックリが緑色ー>茶色に変わる事の意味が時間を経たからだけなのか、何か他に意味が有るのか?不思議に思い調べてみようと思いました。

そこで、インターネットで松の実の事を確認してみました。

先ず、松の実、松ボックリは、実際は、松かさ・松笠・松傘・松毬と言われている様です。

また、松は風によって受粉する様で、昆虫や鳥などの媒介を必要としない受粉形態の模様です。

尚、青い松ボックリは食用にあり、ある種、漢方薬の様な効能があるとの情報を見つけました。(一般的に見る事の出来るクロマツやアカマツの松ボックリは小さい為、緑のままでも食用にはならない模様です。国内で食用になるのは、”朝鮮五葉マツ”という種類のみの様に思われます)

松ボックリが緑から茶色になるのは、成熟し、種を飛ばせるようになるからとの説明がありました。

皆さんは、温かくなってきたこの頃、お散歩などはされていますでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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