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昔取った杵柄、頭の体操:詰め将棋その2

REV18

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

今回から、具体的な詰め将棋の棋譜を挙げてみたいと思います。

詰め将棋の講師の理解している先ず基本的な考え方です。

  1. 先手から開始して、想定詰め数で王手詰めで終了する。(想定詰め数より多く成ったり、少なくてもNGです)

  2. 後手・受け手・守り側の手も先手側が妥当な手を考えます。

  3. 基本的に攻め手が王手を継続して詰め数で詰め状態即ち守りて王駒が動けない状態を作ります。

  4. 通常若しくは基本的に守り側の持ち駒は使用させずに詰めるのが手筋です。(例外も講師は過去経験したことはありますが、概ね使用させない手筋を考えます)

尚、詰め将棋を始められる方は、詰め数が小さいものから取り組まれる方が良いと思います。詰め数が大きいと、その分、手筋が沢山ある場合が多くあり、容易には正解に行きつけない事があり得ます。

という事で、先ずは、三手詰めの棋譜から取り組まれる事をお勧めします。(因みに講師は一手二手詰めの詰め将棋は見たことが有りません)

又、棋譜若しくは将棋盤は右上隅からそれぞれ横に数字で1,2,3…、縦に漢字で一、二、三…と縦横のマスを数えます。

将棋のTV中継などで、”1四歩”等と読み上げられたときは、右側の1番列の四行目の位置に歩が置かれた事・進んだことを指しています。

では具体的な詰め将棋の棋譜を見ていきましょう。

講師自身自分で詰め将棋を作成する事もできますが、時間の関係で、日本将棋連盟さんの”次の一手”という情報を引用させて頂こうと思います。

①詰め将棋問題その1

状況:三手詰めです。持ち駒は飛車一枚のみです。2四に角3四に金、1一に成金の先手側駒配置で、守りは相手玉が2二の位置にあり、2一に桂、3二に歩の布陣です。相手の持ち駒は、原題では記されていますが、関係ありませんので、省略します。

三手詰め将棋問題その1。二種類の詰め型。

上記、動画で駒の配置と二種類の動きを明示しています。

動画で明示した、後半の別手はインターネットの原題のページには記載されていない様です。(同じ三手詰めですので、何方でも正解ではと思います)

考え方としては、持ち駒の飛車をどこで使うかと3四の金の先の2三に飛打ちとすると、1一の成金がとられてしまう為、三手詰めできなくなります。1二飛打ちでは、玉に3一移動と逃げられてしまいます。

従って、3一へ玉に逃げられなくする事と、1一の成金を取られない事を同時に実現する必要があります。

結果、1三角成(馬)の手が思い浮かびます。この手で相手玉の進める位置は1一成金取りか、1三馬取りの何方かとなると思います。(この一手で角筋なので1三への玉移動は封じされています)

これで相手玉が1一成金取りとした場合は、1二飛打ちで詰みですが、狭い位置へ玉がワザワザ移動するのは通常は無いと考えるのが一般的だと思いますので、選択しません。

そこで、相手玉は1三馬取りと移動します。結果、3一への逃げと1一の成金取りの移動を指せない手順となります。

最後に、1二飛打ちで三手詰みです。

別手は、1三角成(馬)を2一桂取りで桂馬が上がりますが、開いた2一へ飛打ちで三手詰みです。玉を広い場所へ逃がそうとしていない点から、こちらの手もどちらかと言えば選択しないかもしれません。但し、1一成金取り玉よりは、あり得る確率は高いと思いますが…?

皆さんは、将棋や囲碁を嗜まれておられるでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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