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11月10日 ラ・リーガ 第13節 ”レアル・ソシエダ” VS ”FCバルセロナ”

11月10日 ラ・リーガ 第13節 ”レアル・ソシエダ”(Home) VS ”FCバルセロナ”(Away)
天候:雨
スタジアム:レアレ・アリーナ

<試合結果(スタッツ)>

<”ソシエダ”戦術>

フォーメーション(攻撃時):2-3-5 (守備時):4-1-3-2
前節、アウェーでセビージャに勝利。しかし、ヨーロッパリーグでは負けてしまい、中々波に乗れない。その中で迎えるのは首位を独走しているバルセロナ。ホームで1勝1分4敗と勝てていない中で、サポーターに勝利を届けられるか。

フォーメーションは4-3-3。GKはレミロ。DFは右からアランブル、スベルディア、アゲルド、アイエン・ムニョス。アンカーにスビメンディ、インサイドハーフにブライス・メンデスとスチッチ。3トップは右に久保、左にベッカー。CFにオヤルサバルが入った。

戦術はポゼッションサッカーで、可変の2-3-5やスビメンディが降りての3-2-5の形のビルドアップ。守備ではハイプレスとハードワークで即時奪回を狙う。

 
注目は久保。代表ウィーク前の大一番。古巣相手にゴールに絡めるか。存在感を見せられるか。

スコアは1-0の勝利。

ポゼッション率は低かった。しかし、要所でバルサのハイプレスをしっかり回避できて、3トップ、特に久保へボールを供給。

守備では4-3-3のハイプレスから4-1-3-2の陣形でのプレスが上手くいき、ペドリやフレンキーへのパスを遮断。

久保がイニゴ・マルティネスへマークすることで、ロングボールを蹴らせてマイボールに出来ていた。

相手の右ウイングにヤマルがいなかったこともソシエダにプラスに働いた。試合終了15分以上は攻勢に出られてしまったが、チーム全員足が止まることなく、ハードワーク、プレスバックに奔走。一丸で得たクリーンシートでの勝利だ。

課題は決定力。先制点を取れたことは良かったが、その後に4度決定機があった。一つでも決め切れていればもっと楽な試合運びができた。そこはこれからに期待する。

注目の久保は、マン・オブ注目の久保は、マン・オブ・ザ・マッチは当然だろう。攻撃の時にボールは収まるし、起点になれる。本当に監督が試合に出さなかったり、左で使っていたことが本当に理解に苦しんだが、それを払拭する働きだ。守備でもイニゴ・マルティネスのプレスも効果的で、プレスバックでも貢献。ゴールやアシストに絡めなかったことは課題だが、この調子でいけばおのずと目に見てた結果はついてくるだろう。

もちろん代表でも期待したい。アウェー2連戦。2連勝できれば、その他のチームの結果次第で来年のホーム、バーレーン戦でW杯出場が決まる可能性がある。勝利に貢献するプレーをしてほしい。

今日の結果で暫定で一桁の8位に浮上。代表ウィーク明けにビルバオとベティスとの直接対決が待っている。2連勝できれば5位に上がる可能性がある重要な試合だ。

チームの勢いをつけるためにも勝利に期待したい。

<”バルサ”戦術>

フォーメーション(攻撃時):2-3-5 (守備時):4-2-3-1
前節はバルセロナダービーを制し、首位を独走。チャンピオンズリーグでも5得点と攻撃陣が好調。

アウェーでのソシエダ戦。勝利してさらに独走態勢に入れるか。

フォーメーションは4-2-3-1が基本。攻撃時は2-3-5、守備は4-2-3-1

ポゼッションサッカーが主体で、両ウイングを起点としたサイド攻撃でゴールに迫る。

守備はハイプレス・ハイラインで即時奪回を行う。

スタメンはGKペーニャ。DFは右からクンデ、クバルシ、イニゴ・マルティネス、バルデ。MFは2セントラルにカサドとフレンキー・デヨング。右ウイングにフェルミン、左ハフィーニャ、トップ下にペドリ。CFにレヴァンドフスキ。

注目はペドリ。フリック体制になり、フィジカルの強度が上がったことで、怪我の耐性がつき、ここまでほぼ全試合出場。ゴールも決めて、ようやくトップフォームを維持できる状態だ。この試合でも、チャンスメークして、自らもゴールに絡めるか。

スコアは0-1で敗戦。

前半からボールを支配。多くのチャンスをクリエイト。ペドリとカサドを中心としたパスワークでエリア内に侵入できた。

守備もハイプレスでボールを即時奪回できていた。

しかし、攻撃でシュート10本打ちながら枠内0に終わり、疑惑のオフサイドがあったが、それは言い訳でその後のチャンスでも最後の精度が悪く、シュートまで結びつかない。右ウイングにヤマルがいなかったことで、個人技で仕掛けられる選手がおらず、ソシエダのサイドバックとしては守りやすかった。

起用されたフェルミンが効果的ではなく、右サイドからの攻撃が機能しなかった。

レヴァンドフスキ、ハフィーニャもスベルディアとアゲルド、アランブルを中心に粘り強く守られ、シュートを打てなかった。

守備でも一瞬の隙を見せてしまい、失点。その後は失点はないものの、アーリークロスへの対応が甘く3失点してもおかしくないシーンがあった。特に、イニゴ・マルティネスのマークが甘い。久保にも簡単にカットインさせてしまっては決定機を作られるのは当然だ。次節に向けて改善が必要。

注目のペドリもライン間でボールを受けることはできたが、そこからのパスやクロスの精度が悪く、シュートシーンもなかった。もう少し、足元で受けるだけでなく、裏への飛び出しも必要。

ヤマルやハフィーニャ、レヴァンドフスキが怪我や疲労でピッチにいないときに代わりの選手が結果を出せるかが今後の焦点。

次節は代表ウィーク明けのアウェーのセルタ戦。連敗だけは避けたい。首位を独走するために勝利が絶対条件だ。


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