コンビニ人間
ページ数も多すぎなく、話もすらすら進んでいくからとっても読みやすかった、!
主人公が世間一般的にいわれる
「普通」といわれる人間から、少しはずれてて幼少期にそれを気づいて、
なんとか世間一般の「常識」や「普通」に合わせようと軌道修正しようとした結果、
コンビニ店員というマニュアル通りに動ける働き方(生き方?)に適性をみつけてそこで働き、生きていく主人公のお話。
※ネタバレごめんなさい🙇♀️
主人公は30代で彼氏もいなくて、
バイトで生計を立てていて、
世間一般的にいう社会的地位的な観点から
みたら下の方にあたるのかもしれないけど、
それでも本人はそれが1番生きやすくて、幸せに生きれるんだろうなあって思った、、
実際主人公の友人や妹からも、
もっとまともで普通の生き方
(正社員として働くか、結婚して主婦になるか)
を勧められてたけど、
それに合わせて生きる必要なんて
まったくなくて
それに合わせようとした結果
主人公自体、人間として機能しなくなってたから何が正しくて幸せに生きれるかなんて
結局自分自身で決めるものなんだって思った
そして、自分の素を押し殺して、コンビニのマニュアル通りに動く生き方が、太宰治の「人間失格」の主人公と重ねてしまった(笑)
道化して世間に合わせるという生き方、、。
あとほんの最後にあった解説も
すごい考えさせられた!
ベビーエンドっていう終わり方、、
あの終わり方から、あそこまで考察深められるなんて、、 すごい、、(笑)
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