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#100 企業はイノベーションにどうシフトするべきか?~成功企業20社に学ぶ~

イノベーションに成功した20社に学ぶ事業変革──Transformation20の分類と組織の危機

今日はこちらの記事をアウトプットしていきます。

記事のURLはこちら! 
https://bizzine.jp/article/detail/4551

概要

「Transformation20」はINNOSIGHT社が発行する定期レポートで、
“企業変革をもたらすイノベーション”に成功してきた企業20社を
選定しています。

Transformation20で選出された企業
Netflix
Adobe
Amazon
Tencent
Microsoft
Alibaba
Ørsted
Intuit
中国平安保険
DBS銀行
A. O. Smith Corporation
Neste
Siemens
Schneider Electric
Cisco Systems
Ecolab
富士フイルム
AIA Group
Dell Technologies
Koninklijke Philips

Transformation20で選出された企業たちの
イノベーションを整理していくと、以下の3つの特徴が見えてきます。

・巨大市場を志向している
・社会的使命・高い目標を語る
・過去を捨てることを恐れない

それぞれみていきます。

・巨大市場を志向している

将来の大きな成長を目指したテーマを選定するために、産業として裾野が
広く、社会課題としてもニーズが大きい領域を選択していることが
わかります。また、あまりに大きな領域であることから、企業の変革には
少なくとも5年かかっていることも見えてきます。

・社会的使命・高い目標を語る

組織変革をともなうような新しい取り組みには、既存事業に携わる人々も
含めて、組織全体を同じ方向に向かせることが必要です。実際に変革を
成し遂げた企業のリーダーは、「“何”を変えるべきか」だけでなく、
「“なぜ”変えるのか」というストーリーで、ミッションを従業員に
語っています。

・過去を捨てることを恐れない

企業リーダーは、新たな領域をコアビジネスへと成長させていくため、
レガシービジネスの縮小を決断しなければならないことがあります。
事業ポートフォリオの再構築は、自社の資本効率や経営効率の改善に直結
します。新しい成長領域へと投資を集中させ、企業価値向上への期待に
応えるためにも、仮に祖業であっても事業の整理は必要になってくる場合
もあるのです。

しかしTransformation20では、単に事業を変えるだけだと組織に3つの
“危機”が生まれ、変革がうまくいかないと主張しています。

・関与の危機(Crisis of Commitment)
従業員が新たな取り組みに関わり推進していくことを恐れてしまう状態。
・衝突の危機(Crisis of Conflict)
特に、予算配分における既存事業の抵抗が典型的な例。
・帰属意識の危機(Crisis of Identity)
レガシービジネスに関わっていた従業員は、自社への帰属意識を
変わらず持ち続けることができるか。

いずれの危機も、既存事業を継続し、並行して既存事業を“否定”する
新事業を育てるという、自己矛盾が生じていることが要因だと思います。

企業のマネジメント層にとって、事業を創るだけではなく、組織も同時に
整備していかなければならず、困難がともないます。コアビジネスの慣性に
抵抗しながら新しい企業体を作り上げていくには、大局をもって全体最適を
目指した戦略
を構築し、末端社員まで浸透させていくほかありません。


自分に置き換えるなら

新規事業には企業内の理念浸透度がカギになるのでは?

企業が新規事業に取り組むとき、会社理念に沿うものを作り上げます。
そうでなくては社員の向きをそろえて、ユーザーに価値を発揮できません。
既存事業の成長にも会社理念がベースとなっているはずです。

すなわち既存事業と新規事業、どちらも会社理念に合致したものでなくてはなりません。(会社理念はそもそも時代に即したものでなくてはならないですが。)

ここで重要なのは会社理念が末端社員まで浸透しているかどうかです。
つまり、理念浸透度が高い組織が求められます。

この気づきは自身が会社内の理念理解度を上げるモチベーションに
なりました。新人の自分が会社理念について、先輩社員と語ることができたら会社が進むべき道が見えてくる気がします。それが社内での成長につながるのではないかな。
また、「理念浸透度が高い組織」をつくる意義をもっと社会に
広げるべきだと感じました。理念が形だけの会社もまだあります。

そして現在、ラクロス部OBとして現役生の部活理念作成の手伝いをしています。コロナの影響で大々的に活動ができなくて苦しんでいます。彼らに理念浸透の重要性や社内で得た学びを説いていくことで、コロナ終息後の活動の助けになればと思います。



話は変わりますが・・・・
無事100本の記事を書くことができました。
読者の方々のリアクションはとても励みになりました。
ありがとうございました。

これからもメモ帳程度のアウトプットを毎日続けていく予定です。
よろしくお願いいたします。

SezakiN