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【エッセイ】評論と悪口が入り混じる世界の唯一の希望、NOT FOR ME。

 たばこの匂いに酔いながら、「私って、ほんとダメな女…」って呟いてみたはいいけど、別にただ性にだらしないだけの女の子を歌ってばっかりいるバンドたちを、かれこれ5年ほど小バカにし続けているのですが、振り返るともうそこには誰もいませんでした。ずいぶん遠くまで来たようです。

 久しぶりの更新で何を突然言っているのか。この書き出しを思いついてしまった以上、このスタートラインからダッシュしなければならないのです。ちなみに、ずーーーーーーーーっとポケモン新作やってました。


 いわゆるこういった「たばこ猥談」みたいなジャンルを、別に細かく聴きまくって分析し続けて、「結果、好きじゃない。」っていう結論にたどり着いたわけではない。やってたとしたら、それもう好きじゃん!!^^

 ただそういう曲を不本意に、興味本位に、偶然に、そして紅白で(小声)、その他様々な場所で耳にし続けてきて、あまりにこのジャンルの曲が多すぎることに若干引いているだけだ。

 だから「ムキッ!!虫唾が走る!!」みたいなことではないし、ただこのジャンルがここまで長い間流行っていることに驚いているだけだ。なぁ、クリープハイプさんよ、あんたが始めた物語だろうが!


 そう言ってはいるが、こういう音楽は結局「NOT FOR ME」なだけだ。本当にただそれに尽きるのだ。

NOT FOR ME、、、なんて甘美な響きなのだろう。僕の中でどうしても許容できない、様々なコンテンツに対する僕の趣味趣向上の違和感を、たった一言で言い当ててくれる魔法の言葉だ。挨拶のように日々使っている。

 副詞を付けたっていい。「NOT FOR ME ALREADY」で「もう僕向けじゃない」。例えばアンパンマンやきかんしゃトーマスは、幼少期の僕を狂わせるほどのものだったが、今じゃ何ともない。すでに僕向きではないのだ。

 まぁ後は「NOT FOR ME CERTAINLY」で「確実に僕向けじゃない」ですよね。まぁ「たばこ猥談」ですかねぇ…(しつこい)


 このようにとても便利な「NOT FOR ME」、この表現を用いる利点として、「人を傷つけづらい」ということもある。僕がさっきから言っているのはただのいじりなのでここでは関係ないが、単なる好き嫌い、とか、単なる評価に過剰に反応する人いるじゃん?つまり、この世には「批評」と「悪口」を区別できない人が一定数いるわけです。そういう相手にはぶつけてやれ、「NOT FOR ME」を。

 好き嫌いの話になった瞬間、すべての評価、批評、評判が無に帰すわけですよ。だって好きじゃないんだもん。ただね、ここまでしても「ムキッ!!嫌いって言わないでよ!!」って返す人もいると。はぁ。もうそういう人に対しては、なんですかね。いやーもう「FUCK YOU」とかしかないんじゃないですか?


 「NOT FOR ME」。なんてマイルドで、そして争いを好まない響きなのだろう。評価に敏感な世の中で、光り輝く唯一の逃げ道。そんな「NOT FOR ME」、みんなも使ってくれよな。


 ちなみに俺は元オアシスのリアム・ギャラガーが言ってたから使ってるだけだけど、著作権とかないし、そこは、シー!でよろしく頼むぜ!

 また次回!


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