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まじめエッセイ

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真面目なことも書かないとモテないから書いているだけ。
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記事一覧

【NHK進出記念】火炎放射器で頭を焼かれているときに聴きたい音楽

本日、日付が変わって4月8日の0時ぴったりにNHKにて放送されました、『ドキュメント20min.』に僕が出演しました!!やった!! こちらのドキュメンタリーの題材はずばり、「若者の終活」について。「終活」と言われて「いや、高齢者がするものじゃないの?」と思われがちだと思いますが、我々若者も様々な事情からしているんです。僕以外の方の詳細は番組本編を視聴していただければと思います。 そもそも僕が終活をしたのは、ずばり「"就活"恐怖症」に陥ったから。もともと周りと合わせることも

【議論】美術館で絶対に解説したいボーイズ VS そんなの絶対にお断りガールズ

先日、上野の国立西洋美術館にて開催されている「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」に行ってきました。 上野に行ったら動物よりも食べ物よりも美術を楽しみたくなったのはいったい、いつごろからなのでしょうか…?僕もハイカラになったのかしら! 20世紀初頭、それまで西洋で慣習化されてきた美の常識にNOを唱え、新たなる表現の方法を模索したアーティストたちの軌跡。その後の美術への影響力も大きく、長い芸術の歴史の大きな転換点

【エッセイ】本屋と向き合う方法が。少し変わった話。

 子供のころから本屋が好きで、暇さえあれば本屋に行っていた。  結局何も買わないなんてこともざらだが、本屋に行くだけで楽しいし、少し教養がついた気さえする。  本屋はある意味、知識の迷路とも言える。一見、なんのためにもならない本に実は深い意味があったり、深そうな本がバカみたいな内容だったりする。そんなまさに「人間」のような本たちが、平等に、ジャンルという至極曖昧なものによって振り分けられて、配置されている。本屋ほど平等な場所も少ない。  子供のころは、本屋に行って絵本や

【エッセイ】マジで、いつまでもいると思うな、推しと、推しと、推し。

 今日は悲しめの話をします。  タイトル通り「いつまでもいると思うな、推しと推し」ですよ。  この言葉はゴールデン・ボンバーの歌広場淳さんが生み出したものを、ややもじったものなんですが、この世の「推し」という概念そのものの切なさを、たった一言で言い表した非常に優れた格言だと思います。  ほんっっとにこれはそう。  僕自身、何度も推しとの別れを余儀なくされた経験があります。  僕が好きだった乃木坂46のメンバーほとんど全員がすでに乃木坂からいなくなりましたし、でんぱ組

一日、一現代アート。/80年代の鬼才、キース・ヘリング編

 さぁ新コーナーですよ。アートの知識はなくても、興味だけは人一倍ある僕が紹介する、「一日、一現代アート」のお時間です。記念すべき初回は、キース・ヘリング編でございます。  キース・ヘリングの絵はかなり独特だ。だからこそ、一度見るともう忘れない。それはアートにとって、肯定的な評価だろうか?と思う。  「印象的である」ということに念頭を置いているか否かで、それがアーティストにとってどういう評価になるのかということは変わってくるとは思うが、キース・ヘリングにとっては、それは肯定

【エッセイ】人の「積ん読」を笑うな。

 僕の人生は、「ビートルズ」と「スターウォーズ」と「積ん読」でできていると言っても過言ではない。否、過言だ。  しかし、たしかに積ん読をしまくってきた人生だ。  「積ん読」とは、まだ読んでいない本がたくさんあるのに、他の本を買っては部屋に並べて置くことをいう。ほとんど変態的なプレイに近いこの行為は、その本人の知的好奇心の旺盛さを示していて、僕は大賛成だ。  しかし、「積ん読」はやはり社会的にはかなり厳しい立場に置かれている。どう考えても読んでいない本が大量にあるのは、お

【エッセイ】死後の世界には何を持っていけるのか?

 この世のすべての生き物、「すべて」と言っても、物の多さを強調するための「すべて」ではなく、ガチの「すべて」。  人類はもちろん、犬や猫など、すべての生き物が経験する現象とは何でしょうか?  正解は、「生」と「死」だけである。  生き物は「生まれた!!」ということを自覚しない(できない)から、生きていくうえで重要になるのは、実質「死」だけだ。  今回は、その「死」に関するとあるトピックについて書いてみる。  僕の母親は、認知症患者と関わる仕事をしている。母親が仕事か

【エッセイ】卒アルはもしかしたら廃止した方がいいのかもしれない。

 今日、こんなツイートを発見。  世の中にはいろんなヤバい人間がいるけど、まさかここまでとは…  卒業アルバムは小中高ともらえる。  高卒の人は最低でも3冊は持っているはずだ。  となると、3種類の非常に大きな人間集団の「顔」と「名前」という個人情報を、ゲットできてしまうというわけだ。  それって、冷静に考えると、かなり危ないのでは…?  卒業アルバムの存在意義など調べるまでもないが、当然「全卒業生の顔写真と名前の掲載」と「入学から卒業までの各イベントの振り返り」

【エッセイ】毎朝5時半に起きている、すべての人に敬意を込めて。

 明日は5時半起き。非常に憂鬱だ。  早起きはものすごく苦手。できればしたくない。  何もない日であれば、できれば昼まで寝ていたい。  「休みの日は、できるだけ予定は詰め込みますね~」などと言う、櫻井翔ばりのきちんとした人間がたまにいるが、僕はそういう人にはなれないし、なりたくない。衝動的に行動し、何かに出会いたいのだ……などという、かっこいいセリフを言ってはみたが、実際は予定をそのまま遂行できた経験なんてほとんどないので、結局は怠惰なだけである。  3年前の春に大学

「将来、どんな人間でも15分あれば有名になれるだろう」

 この言葉は、アメリカのアーティスト、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol, 1928-1987)が遺した言葉である。  彼はポップ・アートというものを確立した。有名な作品に『マリリンのディスパッチ』がある。彼は大衆的なものを作品の題材に選び、大量生産・大量消費などを風刺した。    そして、この言葉、すごく有名であるが、実はこれは言い換えられたものだった。ウォーホルは1968年にこれの前段階となる言葉、「未来には、誰でも15分間は世界的な有名人になれるだろう」

君の"ロックスター"を、君のオカンは知っているか?

 最近、音楽のサブスクが普及したことで、いろんな人がいろんなジャンルの曲を聴くようになったと思う。  ついこの前までは、「まぁ普通に音楽好きだよ~」っていう人は、ミュージック・ステーションに出演するようなミュージシャンが好きということを指していたように思う(要するに、自分から探しには行かない)けど、今では普通に僕が知らないようなミュージシャンをみんな聴いていて、音楽の多様化も進んでいるな~と大学生兼ニートながらに感心する。  そのうえ、今まで注目されにくかったミュージシャ

アフリカ部族の叫びを聴いて、遊べるようになってからが本物よ。

 大学の最終レポート月間、全然終わらないです………  なんか終わらな過ぎて永久機関なんじゃないか…?と思いはじめてきたのですが、ちっともワクワクしないのできっと違うでしょう。  そうそう、日記みたいなものはなぜか今まであまり書いてこなかったので、書くことがない今日、せっかくなので書いてみようと思います。  なんと!今日、4年間の大学の授業がすべて終わりました!すべてというのは、卒論以外のすべてということで、これから先は対面授業もないですし、オンライン授業もないですし、も

「どうでもいい」という魔法

 人付き合いをするうえで「価値観」というのはすごく大事だ。  別に恋愛関係だけじゃなくて、友人関係でも家族関係でもアパートのお隣さんでも。  例えば、友人関係だと、「待ち合わせには15分ぐらいなら遅れても構わない」と感じる人もいれば、「1分でも遅れてみろ、〇してやる」と感じる人もいる。  他にも家族関係だと、「疲れて帰ってきたら夜ご飯がカップヌードルになっても許してほしい」と思う人もいれば、「どれだけ疲れていても、3品ぐらいは作らせてください」と思う人もいる。  そし

noteをやると、いいこといっぱい!!君も今日からはじめよう!!

 noteの毎日投稿をはじめて、今日で116日が経過した。  思えばあっという間だった。100日ぐらいで飽きると思っていたが、気づいたときには突破していた。そりゃあワニも簡単に死にますわ。  「毎日投稿をはじめるぞ!!」と意気込んだときは、かなりの苦行を強いられることを覚悟していたが、いざはじめて100日経っても別に今のところそれほど辛くない。もはや生活の一部だし、ルーティーン化している。  例えるなら公園でのウォーキングを毎朝頑張る人の気分だ。やっていない僕からしたら