断捨離の極意と、しあわせになっちゃうことリスト
3ヶ月前の言葉が、当時より少し解像度を上げて、私の前に転がってきた。”賞味期限切れの夢”。それは、諦めとかじゃなくって、気づけば「そうならなければならない」と無意識に思い込んでしまっている、”夢”でなくなってしまった夢。
年末の大掃除。まずはと手をつけたクローゼットの断捨離の中で、そういったものも心地よく捨てることができた気がする。今の私が愛せるものだけを、手元に残す。もらった手紙も、去年は取っておきたいと思って手元に置いていたはずだけど、もう手にとって心が揺れなくなってしまったもの。過去の私が愛していたけど、今の私には響かないもの。そう、昔の自分に着せる服まで取っておけるほど、クローゼットは広くなくってよ。
#しあわせになっちゃうことリスト 、やっぱりいいなぁとしみじみ思う。3ヶ月前に書いたことの多くが、気づけばまた私の一部になっていた。
仕事も大きく変えた。今まで全くやったことのないことで、ほとんど経験のない会社勤め( セックスカウンセラーや執筆も小さい規模では続けるけれど )。ぬか漬けは前より一層美味しくなった。無印の発酵ぬか床を使ってるのだけど、乾燥した昆布や椎茸、唐辛子とかいろんなものを加えていって、自分好みにカスタマイズするものなんだね。引っ越したおかげで週一くらいで温泉とサウナで癒されてるし、収入が変わったことで消費における工夫から毎日がより楽しくなった。
「今の私を知ってゆく」。環境をがらっと変えたことで、今の私を知る土台ができたなって思う。今までにないものや人たちに触れていく中で、「こんなことで揺らぐんだ」とか「こんなことにも楽しみを私見出せたんだ」って。2022年は、そんな自分をいっぱい掘り起こして、そして丁寧にそれに合わせて生き方を整えていきたいな。自分だけの巣作りのように、一つひとつ、誰かの基準でなく設えてゆく。そういう1年にしたいと、漠然だけど思ってる。
断捨離の話に戻るけれど、「今の私に必要ないものや愛せないものにスペースを割くって、めちゃくちゃもったいないな」って意識が湧いてきてた。断捨離という概念を人生に導入して10年くらい経つけど、やっとそんな感覚が腑に落ちた感じ。頭では分かってたけど、自分からふわりと自然に湧いてくる感覚。そして、自分が愛せるものだけで丁寧に整え設られた自宅は、どんなに愛おしいし大切にしたいと思えるだろう、って想像してにやにやしてしまった。
まだクローゼット以外は残っている大掃除。少しずつ、愛おしさと共に、整えていきたいと思う。
「サポート」ってちょっとわかりづらいですが、チップとか投げ銭みたいなものです。読めてよかったな、これで珈琲でも飲んでくれよ、と思ってもらえたら、どうぞ投げてやってください( サポートの通知を見たら嬉しくて飛び跳ねています )