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産後クライシスの夫の心持ち

昨年、コロナ禍で物々しい中、待望の長男が産まれた。

自分で言うのはなんだが、家事は割とできる方だと思っていて、なんなら妻の弁当も私が作っている。男は会社で稼ぐのが仕事!!家事は女性の仕事!!と言う考えはもはや過去の考え方で、料理ができないって恥ずかしくない?とも思っている。

信頼関係が築けていないと怒りの矛先となる。家事とか積極的にやってたで〜という私にも怒りの矛先が向いた。

その例は以下の通り

夫「何か家事しようか?」
妻「言われなくても、これやってほしいの分かってよ!!」

夫「いつも大変だね、ありがとね」
妻「大変ってわかってるなら、少しは手伝ってよ!!」

妻「……(なにか考えている)…」
夫「一緒に頑張ろうね、手伝えることは何でも言ってね」
妻「こんなに頑張っているのに、まだ頑張らないといけないの?!」

ということもある。
こんな話も聞いたことがある。

夜泣きで赤ちゃんが泣いて起きたとき、妻は仕事をしていた。
夫「泣いてるけども、ミルクをあげようか?」
妻「見たら仕事してるのわかるじゃん?わざわざ聞く必要なくない?ミルクあげてよ!!」
夫「(…悶々としたままミルクをあげる…)」
妻「ちょっと!何でミルクあげてんの?!時間が経って胸張ってるんだけど?!おっぱいトラブルになったらどうしてくれるん?!」


これは、産後の女性に多く分泌されるオキシトシンというホルモンの影響。
別名幸せホルモンと言われ、我が子をかわいいと感じる一方、防衛反応が強くなるのだそうだ。

どうしてそんなに執拗に責めるんだ!私は敵じゃないんだよ?!と訴えかけたくなる。
ホルモンの影響とはいえ応える。
俺はエスパーです!俺の特技は人の心を読むことです!と言ったつもりはない!!いつから俺はエスパーになったんだ!?理不尽の極み!!とも思う。

だけども、これは我が子を愛するがゆえに敵から守ろうとするオキシトシンの機能なんだそうだ。
妻自身もコントロールが効かなくて、もどかしくてそれもストレスの原因だとか。

そこで、私もしてしまったことがあるのだが、ねぎらいの言葉をかけてあげぬまま、ド正論をぶつけてしまったことだ。それは困って弱っている所にとどめを刺すのと何ら変わりない。
非常にまずい対応だ。

もれなく、妻は号泣若しくは夫を怒鳴りつけ、そのまま産後鬱に突入してしまうだろう。


ではどうすればよいのか。

私なりの対策は

○正論で反論しない
○理不尽なことを言われても、仏になった気持ちで、そうだねそうだね。とちゃんと話を聞く姿勢でいる。
○妻自身もコントロール不能な難敵と戦っていて、大変なのだ。と気持ちを理解しようと努める。
○責められて落ち込むのではなく、おちゃらけて寄り添う。
○妻に労いの言葉をいつもより3〜4割増しでかけてあげる。
(いつもありがとうね,ご飯美味しいよ,今日もお疲れ様、大変だったね,などなど)
○なにかできそうな家事はあるかな?買い物行くけどなにか欲しいものはあるかな?とかしっかり聞く。
○妻の良き話し相手になる
○仕事上の苦労を持ち帰らない(私はほぼできておらず、今もよく喧嘩の火種になっております苦笑)


産後は産後鬱になりやすい非常に脆い時期であり、対応1つでその後の家族のあり方が大きく変わってしまうと思う。

ただいまうちの妻が産後クライシスで〜す。という方に私の体験が助けになればと思っています。

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