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コロナ問題で推し活現場がなくなったオタクが感じたオンライン顧客開拓の可能性

どうもこんにちは。オタクです。
現在、主に生息しているのは2.5の現場です。ジャニオタでもあります。

まず、ジャニーズについて、少しだけ触れます。
私の推しているグループは、
現場が年末年始しかないので、コロナの影響はあまり感じませんでした。
正確に言うと、舞台の中止、CDリリースの延期がありました。かなしい。
舞台は観に行こうとしていた別会場の公演のチケット発売(正確には公演開催の発表も)が始まっていなかったこともあり、比較的、精神的なダメージは少なかったです。毎夏恒例のライブなんかも、まだ発表されていない時期だったため、
おそらく計画してあったが、表に出る前に中止になった」ものが多かったと思います。
事務所的なダメージは大きいと思いますが、ファンとして精神的ダメージは少なかった。チケットを苦労して入手した現場がなくなるより随分と気分が楽でした。もちろん、かなしいけど。
またCDは約1か月延期でリリースされることが決定し、そもそも最初から通販で予約しているため、そのうち届くだろうというスタンスで気長に待つことができました。

逆に、通常なら絶対しないであろうインスタライブなどを初開催してくれたり、有料配信が決定したり、福利厚生が大変に良い期間でした。ありがとうの気持しかないです。
ジャニーズがインターネットコンテンツに参入したタイミングでよかったと心から思いました。そうじゃなかったらたぶん生きていけなかった。

だれでも気軽に、個人個人のスタンスで推せるシステムがあることが、ジャニーズの強みなんだと改めて感じました。
もちろんこれは、私の場合は、です。グループによって状況違うからね。


それよりも、なによりも、大変しんどかったのは、2.5の現場でした。
推しの舞台の中止・延期、DVD発売の中止、DVDリリイベ(接触イベ)の延期、舞台挨拶の中止など。
舞台と接触イベントの予定が多いワクワク推せ推せ期間だったため、多数の現場が吹っ飛びました。かなしい。1か月分の給料くらいの金額のチケットが払い戻されました。虚無。
エンタメ業界は一番に自粛になったし、ほんとにめっちゃ大変だと思います…

本音では現場、早く帰ってきてほしいです。
でも、推しには絶対にコロナになってほしくないので、終息するまで安全なところにいてほしい。


そんな中で、いろんな舞台、ライブ、コンサートなどのオンライン配信が実施されました。
有料も無料も入交じり、スタンスも様々。
オンライン演劇、ドラマや舞台のオンライン配信など、特にZOOMを活用した自宅からの配信コンテンツが多かったように思います。
そうして、各俳優のおうちWi-Fiの接続状況が明らかになりました。(カクカクしてるひと、親近感あるよ!そもそも個人の負担が大きい中、配信してくれてありがとうしかない)

家で配信とかね、ほんと色々大変だろうね。
めっちゃありがたいよね。暗雲立ち込める日々の唯一の光って感じでした

公式の配信企画以外にも、俳優さん自身(や事務所)がインスタライブ、ニコ生、キャスなど配信アプリをつかって個別に発信したり、ツイッターにインスタ、ブログなど情報発信ツールの更新頻度が上昇したり、リプ返大会や質問箱などSNS上でファンと交流してみたり。
オンラインでの発信がかなり盛り上がっている印象があります。これは現在進行形で。
プラットフォームが多様化した現代だから、それぞれの俳優さんが、それぞれに使いやすいツールを選ぶ作業の過程も垣間見れて、個人的に、なかなか興味深かったです。

2.5は作品によりけりですが、客降りがある舞台ならファンサービスによる新規ファンの獲得という、ファンへのPR合戦的なものが魅力のひとつかなと、個人的に思うのですが、(もちろん本編の演技自体も素敵です!!!)
オンラインコンテンツをうまく活用し、PR合戦に勝利して、自粛期間に多くのファンを獲得された俳優さん、けっこう多いんじゃないかなと思います。

これぞ、ピンチはチャンスの種

プロデュースというか、ブランディングというか、売り出し方は個人や事務所の方針がそれぞれあるのだと思いますが、
オンラインPR合戦では、自らの発信力、事務所のブランディング戦略、事務所のプロデュース力など、そういう視点でも興味深かった。

あと、ファンとの双方向のコミュニケーションがうまく取れている、良いコミュニティができている界隈は、端から覗いててちょっと楽しかったです。ファンと一緒に何ができるか考えてやってみるってスタンス、いいよね。どんどん良い方向に進んでいるコミュニティは、イノベーションみてるなって感じでした。もちろん、ある程度のリスクはあるし、俳優さん自身(もしくはブレイン)にかなりのリーダー力が問われる案件だと思うので、これができてる界隈はかなりすごいんじゃないかなって思っている。


色々書いていますが、
私もまんまと自粛期間の配信を周回するうちに、気になる俳優さんが増え、何人かのニコ生の有料会員になりました。オタクによくある、沼の端から覗いているはずが、気づいたら突き落とされて沼の底にいたパターン
どうもこんにちは、私がコロナ期間中に沼落ちした新規顧客です。


「舞台やライブを期間限定で無料配信する」という一連の流れも興味深かったです。
気になるけど現場に行けなかった、新たに気になる俳優さんができた、円盤買うほどでもないかなと思っているものを、「無料」で限定公開することで、顧客側が自由に選択して観ることができる構造です。

視聴した結果、オタクはハマれば良い画質で何度も見たいから「とりあえず円盤買う」し、「次の現場は現地行くぞ!」と決意するので、いい具合に新規顧客開拓してるなーと思いました。
もちろん、私も開拓されました。今まで手を出してなかった舞台の円盤、合計で10枚は買ってますね。あと5枚くらいほしいのあります。
(払い戻されたチケット代がどんどん円盤に代わっている気がするけど、たぶん気のせいです)


舞台が劇場で上演できない上に、ほとんどの人が自宅で暇を持て余している期間の戦略として、「無料配信」が「新規顧客の開拓に強力なツール」であることを身をもって思い知りました。
コロナ期間は、ある種の社会実験みたいなものを顧客側として体験するいい機会だったし、そういう意味では楽しかったです。
(本音:こういう楽しみ方でもしないと、ほんとやってられなかった)

楽しかった分、増えすぎた沼の回収、どうしたらいいんだろうね。
途方に暮れるまでがセットだよ☆


まとめ

コロナによる自粛で多くの現場がなくなりました。とても悲しかった。社会的な経済的なダメージも、顧客側の精神的なダメージもとても大きい。

でも、マーケティング的な視点で界隈をみてる分には面白かったです。

もうちょっと専門的にマーケティングやってたら、色々おもしろい分析できそうだなと改めて思った。

以上、コロナ問題で推し活現場がなくなったオタクが思った駄文でした。

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