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1÷2=0.5?→0.8

算数だったら、即「なにを考えているんじゃ!」と叱られる回答ですが、これは共同作業のお話です。

二人で作業していれば、何と言うこともなくAさんとBさんは半分ずつ作業して、何の感慨もなく普通に終了している毎日を過ごす職場でのことです。
もう、二人の作業での日常は慣れきっていて、互いの手順もすっかり覚えていて、互いの仕事を交換しても、まったく問題なく処理できるまでの二人です。

ところが、ある日相棒のBさんが突然発熱して入院してしまいました。
現場の責任者は、『今日は一人だから、仕事量も半分しておいたから。頑張ってな。』と言ってその場を去りました。
今までの作業手順や処理速度を考えれば、半分にして貰ったのだから、「楽勝、楽勝」と思って当然です。

しかし、8時間勤務のうち、4時間が過ぎた段階で、仕事が半分処理できている筈なのに、4割にも達しない状況です。責任者が、見に来ました。
「どんな具合?」ぐるっと見回して、まぁそんなもんだよ的な顔で、「無理すんな、こうなることは分かっていたんだ。あとの4時間作業しながら、どうして、こうなるのか考えてみるといい。明日の朝礼のとき、その答えを聞くからな。」

Aさんは責任者はどうしてこうなることがわかっていたのか、不思議でした。さて、答えは出たのでしょうか。

人間だけでなく、一緒に働くことを、共同作業もしくは協働作業と書きます。この「協働」に着目してください。

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