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コーチングを日常に持ち帰ろう。SEVENRICH GROUPの新入社員向けに、THE COACHが研修を行いました!

セブンリッチグループでは、社内のQOL向上を目指し、さまざまな取り組みを行っています。これまでには生理研修や社内向けのトレーニング講座など、主に働きやすさの向上や社員の心と身体の健康をテーマに研修を行ってきました。

2022年6月22日には、新入社員を対象として、コーチングを学ぶ「コーチング研修」を開催しました。研修を担当したのは、グループ内企業であるTHE COACHが運営するコーチングスクールTHE COACH Academyの講師、樋口 咲恵(ひぐち さきえ)さんと本橋 竜太(もとはし りょうた)さんのおふたり。

研修内容は、THECOACH Academyで実際に提供している15時間分の基礎コースを3時間にギュッと凝縮させた特別プログラムでした。今回のnoteでは、オンラインで実施した研修の様子をお送りします。

フィールファーストで、自分の心と向き合おう

プログラムのはじめには、コーチングを学ぶうえで大切なことが伝えられました。

コーチングで重要なのはフィールファースト。「普段の仕事で行っているようなロジカルシンキングや原因分析をする前に、まずは自分の心に湧いてきた感情や声に耳を澄ましてみる。そこでの気づきを起点に、自分の中で何が起きているのかを考えてみましょう」と講師のふたりは話しました。

コーチングを学ぶ姿勢を知り、参加メンバーそれぞれが自分の心と向き合う準備をします。そして、いよいよプログラム本番。当日は、以下の流れでコーチングを学んでいきました。

まず、現役のプロコーチからコーチングスキルやスタンスを学ぶ→参加者同士で実践→気づきや感じたことを全体でシェアというサイクルを繰り返すというのがTHECOACH Academyの基本の流れ。実践ベースで学びを深め、コーチングの姿勢やスキルを体感していくのが特徴です。

講師によるノウハウのシェア

THECOACH Academyのプログラムは実践学習がメインですが、現役のコーチから直接ノウハウを教えてもらえるのも魅力のひとつ。

たとえば樋口さんは「傾聴はコーチングの中で最も重要なスキルのひとつ」と話し、THE COACH Academyで使用する講義資料を用いながら、いくつかの傾聴の姿勢について教えてくれました。

一口に「傾聴」と言ってもさまざまなパターンがあり、状況に応じて最適なものがあると知った参加者。以下のようなコメントが寄せられ、どのような場面で傾聴が難しくなるかを振り返る時間になりました。

「相手が話しているのに、思いつきで“話題泥棒”しちゃうことがあった」

「相手の話を聞いているつもりなのに、次に何を話そうか自分に意識が向くことが多かった」

「自分に余裕がなかったり、イライラしていたり、眠かったり。コンディションによって傾聴が難しいときってある」

ほかにも樋口さんと本橋さんはそのほかにも、問いの立て方や、コーチのふたりがどんなスタンスで他者と向き合っているのかなど、コーチングにまつわるノウハウとご自身の体験を紹介してくれました。

ブレイクアウトルームでコーチングを体感

コーチングのスキルやスタンスを頭に入れたところで、さっそくペアワークを実施。聞き手と話し手に分かれ、交代でコーチングを味わう時間になりました。

言葉だけでなく、声のトーンや視線なども含めて傾聴したり、話される事柄ではなく話し手の気持ちに対して問いを立てたりしていきました。

また今回の研修の冒頭では、いくつかのグランドルールが紹介されました。そのなかのひとつが「失敗を歓迎しよう」。そのグランドルールがあったからか、普段関わりが少ない人同士でも、しっかりと対話を深めている様子が見受けられました

今、感じたことを場に出してみる

ワーク後は全員で感想をシェア。

「個人的な話を聞いてもらう中で、自分はこんなことを考えてたんだと気づくきっかけになった!」

「“沈黙は咀嚼する時間”という考え方を知れたから、話に詰まっても安心して言葉を探すことができた」

と、クライアント役(話し手)がコーチングを活用したコミュニケーションの心地良さを実感している一方で、

「相手の悩みの深層部分である感情に対して問いを立てようとしても、表層的な事柄に対する“なぜ?”が湧いてきてしまう」

「事柄に対して深掘るのはいつもやっているから簡単だけど、相手の気持ちを聞いた後に話をどう展開すればいいのかわからない」

とコーチ役(聞き手)を体験して、普段とは違ったスタイルで会話する難しさを体感していました。それらに対して、講師の本橋さんからはこんなコメントも。

本橋さん
事柄に焦点を当てて深掘りすることで、物事が前進することはありますが、そうでない場合もあると思います。そこで相手の心にフォーカスしてみると、歯車が動き始めるケースもある。まずは事柄ではなく、「あなた」や「わたし」を主語にして話を展開してみるのがおすすめです。

このように講師の方も含めて、コーチングを活用した後の新鮮な気持ちを、全員で味わっていきました。

コーチングマインドを普段の生活でも活用しよう

「今日体験したことは、社内だけでなくお客さんとの会話の中でも活用できそう!」

「研修が進むにつれて誰かと話がしたい、誰かの話を聞きたいモードになってワークが待ちきれなかった!普段の生活でも意識的に傾聴していきたい」

受講後にはポジティブな反応があり、研修は無事終了。講師のふたりからもSlack上でこのようなコメントが届きました。

コーチングという新たなコミュニケーションスタイルに触れ、これまでの自身の対話を省みる機会になった今回のコーチング研修。これからもSEVENRICH GROUPではメンバーの働きやすさ向上を目的として、さまざまな研修を実施していきます。

SEVENRICH GROUPのnoteでは、今回のような会社としての取り組みや、働いている社員のインタビューなどを掲載しています。今後も随時更新予定ですので、興味がある方はフォローしてみてください。


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