個人事務所の経営者からセブンリッチグループへ。個人と組織の両方を経験した司法書士・吉野の視点
こんにちは、セブンリッチグループのnoteチームです。
2020年2月にセブンリッチグループのメンバーになり、セブンリッチ司法書士事務所の代表となった吉野へインタビューをしました。
「資格で生きる」父の背中を見て育ち、自身も資格を取得しその道で生活していくことを選んだ吉野。法人の情報(社名や資本金額など)を国に届ける登記申請の代理や、法人の内部で生じる手続きのサポートを行う司法書士として独立も経験。
その独立の道からなぜ再び組織で働くことを選んだのか、セブンリッチグループで働くメリットや今後の展望を聞きました。
【吉野敦夫(よしの あつお)】
埼玉県川口市出身。30歳のときに司法書士の資格を取得。弁護士である父の事務所や、川口市内の司法書士事務所などで経験を積み、吉野司法書士事務所の代表として独立も経験。2020年にセブンリッチグループ初の司法書士として、セブンリッチ司法書士事務所の代表を行っている。
資格で生きる父の背中を見て、独立までの道を駆け抜けた30代
——司法書士は日本全国でも約22,000人しか登録されていない希少な資格と伺いました。そんな珍しい職業ですが、吉野さんが司法書士になろうと思ったきっかけはあったのでしょうか。(参考:日本司法書士会連合会HP)
実は中学時代からDJに憧れ、音楽業界に入りたかったのですが、就職難の時代であったことから大学卒業を期に音楽の道を諦めました。
何をしようか考えた時、身近に弁護士として働く父の姿を見ていたので、資格で生きる道に進もうと思ったんです。そこからは父の仕事を手伝いながら資格の勉強をし、司法書士の資格を取得しました。
——お父様の影響が大きかったんですね。資格取得後はすぐに独立を?
いえ、川口市にある司法書士事務所で5年間勤務しました。父の弁護士事務所で勤務後、父が病により倒れました。事務所をたたむことになったため、事務所があった六本木で吉野司法書士事務所として独立をしたんです。
司法書士・税理士・会計士が手を組み、企業活動の悩みを取りこぼさない
——事務所に所属して働くことも独立して働くことも経験なさったうえで、どうしてセブンリッチグループへ?
個人事務所での単独サポートよりも、ワンストップサービスができて、その上チャレンジできる環境があり、面白そうだと思ったので入社を決意しました。
——というと?
セブンリッチグループには税理士や社労士など、士業に携わるプロが集まっています。もともと士業の協力体制を作ることには興味があり、より企業の深い部分から活動を支えられると思っていたんです。
通常は連携関係にある企業が互いに人を紹介し合って繋がっていくのですが、それがセブンリッチグループ内の一箇所で完結すればコストや時間を削減できる。クライアントにとって大きなメリットだと考えたんです。
こちら側としても各クライアントを共有することで、多方面からのサービスを提供できるメリットがあります。
——なるほど。個人事務所にはないメリットがあったんですね。
入社してからはまだ一年足らずですが、効率の良さを強く実感しています。クライアントの情報をキャッチアップすることから始まり、登記をしたり、見積もりを出したりと、一連の業務をスムーズに行えています。
日々起きる悩みを誰に相談したらいいかわからないクライアントは多いんですよ。そうした中で士業が揃い、幅広くサポートする環境を提供できていることは、ポジティブな変化だと捉えています。この協力体制をもっと広げていきたいですね。
——セブンリッチグループに転職されたことで、ほかに大きく変化したことはあったのでしょうか。
そうですね、関わる人の年齢層が変化しました。スタートアップ企業の若手経営者のクライアントが多くなり、以前よりも若い方々の仕事に携わるようになりました。オフィスにいる社員メンバーも若くて活気に満ち溢れています。
ただ、仕事内容としての変化はあまりないですね。現在はセブンリッチグループの中でセブンリッチ司法書士事務所の代表として働いていますが、内容は登記申請の代理業務が主であり、クライアントから話を聞いたり、書面作成したりと大きく変化した実感はありません。
企業の深部に入り込む、法律の専門家
——セブンリッチ司法書士事務所の責任者として約1年ほど業務にあたられて、率直に2020年はどんな年でしたか。
とても忙しい1年でした。というのも、司法書士の業務を専属で行なっているのは私しかいなかったので。
セブンリッチグループがクライアントを数多く抱えているため、入社前に予想していた以上に仕事がたくさんありました。登記業務に関連した幅広い業務を経験できたことは、今までセブンリッチグループが築き上げてきた土台があったから。その足りない部分を私が補えたら、より良いビジネスが生まれるのではないかと確信しています。
しかし一方で、2020年は自分の仕事を一つひとつこなすので精一杯でした。今後は新たなメンバーを迎え入れ、チームを組んで動ける体制を作り、より幅広い業務を行なっていきたいと考えています。
——司法書士を志す方にとって、資格で生きるための一歩が踏み出せる環境になりそうですね。
そうですね。登記業務のサポートや書面作成、クライアントとのやりとりなど実務でしか学べないことが多くあるので、確実にステップアップできると思います。
司法書士という仕事は表舞台に立つのではなく、裏方として企業の内側からサポートする仕事。細かい業務も多いですが、登記は取引先が見てその企業を判断する材料となるものです。
企業活動に大きく影響する情報を取り扱うため、私たち司法書士の責任は重いですが、とてもやりがいがあり、仕事を続けるモチベーションにもなります。企業のコアとなる情報を取り扱い、縁の下の力持ちとなり企業を支えてくれる方と働くことになれば嬉しいですね。
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