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卒業論文をふりかえる~地域魅力化を足を突っ込んで~

先日、卒論、ようやく協力してくださった皆様に送付終わり。4 月から準備し始めて、約10ヶ月間。その中で行なってきたことと気づきの一部ですが、まとめてみました。

卒論テーマについて

教育改革の中における、大人の役割とは?学校と指導者像の未来について書かれた論文です。教育改革の中でも、地域との協働のコンセプトである開かれた学校をテーマに生徒と指導者の両者にインタビューをし、大人が変化し続けることの重要性と説きました。

ふりかえり

恐縮ながら、卒論発表会でも、地域魅力化プラットフォームの方や海士町、阿賀町をはじめとするコーディネーターの方などに好評でした。本当にありがとうございます。

先行研究は現場に近い人ばかりで、1つの地域に特化し、かなり細かく、綿密に調べられていました。だからこそ、よそ者の私がかけることを書こう、と思い、以下の2点を書きました。

1)相手の本音を引き出す...普段接点がない人だからこそ、聞けることをきく

2)客観的に見る...Hotな話題って良いって評価されがちだけど、そこを一歩引いてみる。

この2点を大事に、自分にしかかけない論文を書けたのはとても満足。指導してくれた教授、友達に感謝です🌱


きっかけ

「地域の未来を地域の人が作る」
それは私がずっと憧れていたことでした。幼少期の途上国での経験から、国際協力の体制に疑問を抱いたのがきっかけです。詳細は以下に記しています。高校魅力化で実施されているカリキュラムは、まさに、高校生が地域の未来を考え、作っているものです。そこで、この魅力化を扱うことに決めました。

次から、実際に足を運んだことを書いていきます!

大崎海星高校魅力化プロジェクト実践報告会〜県立高校が挑む学校改革、地域協働最前線〜

大崎海星高校は、ゼミで2018年からめちゃくちゃお世話になっていて。  生徒さんたちが、東京に遊びに来てくださる、ということでそのイベントで生徒さんたちの生の声を聞きました。この時、夏にSCHがあることを知って、即申し込みました。

SCHシンポジウムの参加

SCHとはスーパー・コミュニティ・ハイスクールの略。8月に大崎上島に行き、参加してきました。高校と地域の協働の今とこれからを考える3日間。全国のいろんな事例を知れたし、疑問や考える視点をたくさんもらいました。

TOMORROW ~パーマネントライフを探して~の鑑賞

これも8月に参加。食、経済、農業、教育のこれからについてアメリカやヨーロッパの事例紹介ドキュメンタリーの鑑賞とワークショップ。
教育と農業、どちらも、どうしたら育てられる側の可能性を引き出せるのか?ということを考えさせられたなあ。

みんなの学校

みんな「が」作るを掲げている大空小学校。副校長、校長を経験した先生と共に、その変化の過程を語りました。学校という組織を内側から変えていくことの難しさと挑戦が印象的だったなあ。個人的な話ですが、先生は小学校の恩師。再会できて、まさか帰国後こんなところで活躍されてて会えるなんて、知らなくて。とても嬉しかったなあ..

学校3.0ナイト 「教育最前線の仕掛け人」

個別最適化された学びの時代における、カリキュラム編成とは?
地域との共同、テクノロジー、学校形態などたくさんの観点から、教育改革を語り合いました。参加者も全国から来てて、面白かったなあ!


日本財団ソーシャルイノベーションフォーラムの参加

お話伺った、岩本悠さんやSCHでお世話になった地域魅力化プラットフォームのみなさんとの再会!学ぶことの意味、教育をプロジェクト化する意味を考えさせられたなあ。実践者10人による大規模な討論、白熱してました。スレッドにつぶやき綴ってあるので、よければご確認ください



インタビュー

一番苦労したなあ。8月から11月まで4ヶ月に渡っていろんな人にお話聞きに行かせてもらいました。四万十、大崎上島、海士町、新潟、津和野、魅力化プラットフォーム...。現場で起きていることをたくさん学ばせていただきました。「外者だからこそ、聞けることは何か?」を考えるのに苦労したなあ。

かいてみて

卒論を書いていて、いろんな地域の人と出会えたことが本当に嬉しかったです。高校生も、大人もみなさん優しく、ふるさとのない私にとって、心の拠り所が一つ増えた気がします。

内容として、選ぶことの難しさです。教育改革にしろ、何か新しいことを選ぶのは何かを犠牲にする。何を犠牲にするのか、何を捨てるのか。

そのなくす者、失う者、排除するものへの目を向けることってすごく難しいなあと思いました。

さいごに

卒論の最後で、私は大人の変化の大切さについて述べています。

自分自身も4月から社会人。まずは挑戦する姿勢を自分自身が体現していきます。

そして、これからもお世話になった地域との接点を大事にしていきます。たくさんの協力をしていただき、卒論だけでなく考え方にも大きな刺激を受けるようなことをたくさん教えていただきました。重ねて、御礼申し上げます。

これから、挑戦する中で感じたことをまたnoteに記していくので、あたたかく見守っていてくださるとうれしいです^^*



ここまで読んでくださり、ありがとうございました◎



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