【News=速報】 「京都人の密かな愉しみ」の「Blue 修業中」第3弾「祇園さんの来はる夏」7月7日に再放送へ、新シリーズ始動はいまだ不明(2024)
京都人の実像と古都の美しい魅力を描いて高い人気を誇ってきたNHKBSの番組「京都人の密かな愉しみ」で2022年5月28日に完結した第2シリーズ「Blue 修業中」のうち、シリーズの第3弾「祇園(ぎおん)さんの来はる夏」が2024年7月7日午後3時半から5時29分までNHKBSで再放送されることが分かった。1週間先までの放送予定を表示するNHKの番組表にも6月30日に掲載され、番組ホームページの放送予定にも30日から告知されている。「祇園さんの来はる夏」は祇園祭の裏側が堪能できる2019年8月初放送の回で、何度か再放送されているが、今年再編されたNHKBSにおいての不動の季節コンテンツとして認識が定着することになれば、毎年この時期に再放送される可能性もありそうだ。第2シリーズは完結から既に2年以上経過しており、新シリーズの始動が待ちきれないファンは多く、「祇園さんの来はる夏」の放送は新シリーズに対する熱望の思いを一層高めそうだ。(写真は実際の祇園祭を写したものですが、番組「京都人の密かな愉しみ」の内容とは一切関係ありません。単なるイメージです。ご了承ください)
★「京都人の密かな愉しみ」の「Blue 修業中」シリーズ第3弾「祇園さんの来はる夏」映像=YouTube
★「京都人の密かな愉しみ」の「Blue 修業中」シリーズ「祇園さんの来はる夏」=NHKスクエア
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2015年の放送開始時から続いてきた和菓子店の若女将の物語が2017年5月に放送された「桜散る」で完結。2017年9月からは「送る夏」で京都の伝統的な技術を継いでいこうと奮闘する若者たちを描く第2シリーズ「Blue 修業中」の放送が始まり、2018年4月放送の第2弾「祝う春」、2019年8月放送の第3弾「祇園さんが来はる夏」、2021年1月30日放送の第4弾「燃える秋」と続き、2022年5月28日放送の第5弾「門出の桜」で完結した。
今回再放送される「祇園さんが来はる夏」はコロナ禍が来るより前に撮影・放送された作品だが、番組的にはむしろそれよりも大きな試練を迎えた回と言える。ドラマの主人公である高校の同級生の一人である農家修業中の松陰鋭二(毎熊克哉)が農業の指導を受けていた京野菜づくりの第一人者である「祖母」のタエを演じていた女優の江波杏子が急逝したからだ。
どのように描かれるのか注目されたか。多くの方がご存じだが、再放送で初めて見る方もいると思うのでここでは触れないでおこう。
どこか重苦しさも残っていた「祇園さんが来はる夏」だが、「燃える秋」「門出の桜」へと連なる変化への予感を十分に漂わせていたスペシャルな回と言える。
新型コロナウイルスの日本上陸よりも前の撮影だったため、祇園祭を支える人々の裏側の物語や実際のドキュメンタリー映像がふんだんに撮影されており、コロナ禍突入後に中止された祇園祭の山鉾巡行をとらえた貴重な映像となっていた。(その後再開されているので、今では貴重な映像というわけではないが…)
また、著名な陶芸家の父親のもとで修業中の釉子を第1弾と第2弾で演じていた相楽樹が急遽降板して吉岡里帆が抜擢されたため、吉岡の役づくりや、京都(太秦)出身らしいはんなりとしたネイティブの京都弁にも注目が集まった。実際のところ、釉子のキャラクターにも少し変化が見えた回だった。
出演はおなじみの、林遣都、吉岡里帆、矢本悠馬、趣里、毎熊克哉、団時朗、甲本雅裕、上杉祥三、本田博太郎、高岡早紀、秋山菜津子、石橋蓮司ほか。
2015年の放送開始時から続いてきた和菓子店の物語が2017年5月に放送された「桜散る」で完結した際は、次のシリーズが告知されず、「京都人の密かな愉しみ」自体が終了してしまうのではないかという憶測が飛び交ったが、「Blue 修業中 」シリーズが始まってファンは胸をなでおろした経緯がある。
今回も番組自体が続くのかについての言及は2024年時点になってもなく、「終了」の不安は常につきまとうが、前回のシリーズの端境期の例で見ると、第1シリーズの完結から第2シリーズのスタートまでは約4カ月半。番組が継続するのであれば、2022年10月ごろにも新シリーズの放送が始まっていてもおかしくなかったため、第3シリーズの始動がまったく発表されないまま、ファンは2年以上も待ちぼうけのままだ。
いずれにしても未確定事項が多いので、まずは7月7日の「祇園さんが来はる夏」の再放送に集中しよう。
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