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新たな仲間と新サービスを生み出せ!セブン銀行×セブン・カードサービス合同ワークショップ開催!

nanacoやクレジットカードのセブンカード・プラスの運営を行っている、株式会社セブン・カードサービス。2023年7月に、新たな金融サービス・コラボレーションを生みだすべく、セブン銀行グループの一員となりました。今回は2社合同のワークショップが初めて開催されたので、レポートしていきたいと思います!

nanacoカード/nanacoモバイル/セブンカード・プラス

セブン銀行とセブン・カードサービスの関係とは?

実はセブン銀行とセブン・カードサービスはどちらも2001年に設立、つまり同い年になります。設立から約20年経ち、社員数もセブン銀行が約600名、セブン・カードサービスが約300名と成長。2023年7月、国内最大級の小売・流通グループの金融戦略を強化するため、セブン・カードサービスがセブン銀行グループに仲間入りをしました。

以前より同じグループの金融事業会社として、様々な連携はありましたが、これからは更にグループシナジーを活かした金融サービスを一緒に開発していくことになります。お互いの強みをどう活かしていくのか、お客さまの期待にどう寄り添っていくのか、組織としては一緒になっても、すぐに新たなサービスが生まれるわけではありません。

まずはお互いの会社を知り、社員を知り、考えを知り、混ぜて新たなものを生み出す。違う文化、違う業種で育ってきたメンバーが混ざり合うステップこそが「お客さまのあったらいいな、を超える」何かを生み出せると私たちは考えています。

イノベーションを生み出すためにスタートした合同ワークショップ

そんな場としてスタートしたのが、新金融サービス開発プロジェクトのワークショップ。初回となる今回は部長や役員ではなく、あくまで現場の声を活かすため、現場社員のみ参加。セブン銀行のオープンラウンジには各社約15名ずつ、手上げで集まった総勢30名が集まり、スタート前からかなりの熱気があります。

両社から約15名ずつ参加し、ラウンジは満員御礼状態

大盛り上がりなペルソナ設定

今回のテーマは「ペルソナになりきり、コンビニでの『お買い物体験』を向上させるサービスを考えよう」。ペルソナ作りからスタートし、この人物がコンビニで不便に思うこと・困っていること、便利だと思うこと・そのコンビニを選ぶ理由、そこから「こんなサービスや体験があったらいいな」を挙げていきます。

金融会社が新サービスを生み出すのに、なぜコンビニのお買い物体験…?と思った方、鋭いです!実はここが今回のワークショップのポイント。答えは記事後半の企画担当の声で!

司会のセブン銀行 芹澤さん(左) とセブン・カードサービス 酒井さん(右)
司会者もセブン銀行とセブン・カードサービスのコンビで協業して実施です

ワークのルールは、とにかく否定なし!どんどん発言すること。セブン銀行でよく使うワードでいうと「Yes, AND」です。誰かの意見を受け入れて、重ねていく方法で、発言がしやすい場づくりの方法の1つですね。

ペルソナとは人物設定のこと。どんな人物かを具体的に考えることがペルソナ作りでは重要です
どのグループもしーんとすることなく、休み時間にも関わらず白熱のブレストが続きます
各テーブルに置かれたシートがポストイットでどんどん埋まっていきます

どのチームもペルソナを具体化するため自分たちのエピソードをどんどん共有し合っていきます。コンビニでよく買うもの、はまっているもの、高校時代の話など、色々な話で盛り上がっていました!結局「お互いの人となりがわかる話」が一番盛り上がるし、打ち解けますね 笑 ペルソナの一部をご紹介します。

  • 広島県在住、韓国アイドルグループの推し活をしているタイパ重視の女子大生。アルバイト代だけでは推し活遠征費が足りず、オークションサイトで出品。発送にコンビニを利用している

  • 運動部で制汗剤を手放せず、帰り道にはアイスかホットスナックを毎日コンビニで買う男子高校生。コンビニは部活後の憩いの場。ポイ活でコツコツポイントを貯めている

  • 8歳(男)と12歳(男)のお子さんを持ち、在宅勤務は週3日、子育てと仕事を何とか両立している30代前半のお母さん。育ち盛りのお子さん用のごはんをコンビニで買っている

かなり細かくペルソナを作りこんでいます

各チームごとに色がでた最終発表

ペルソナ設定後、ペルソナの人物がどういった行動をとるか、どんなことを感じるかを話し合い、最終発表に向けて内容をまとめていきます。初対面同士の発表者決めは難航するものですが、今回はスムーズに決定。セブン銀行、セブン・カードサービスのメンバーがちょうど半数ずつ発表者となりました。

通常業務を離れ、お互いの仕事がまだわからないからこそ、純粋に「こんなお客さまだったらこう思うに違いない」というアイデアが発表されていきます。各チームで違うペルソナを設定したため、求めているもの、不便に感じている点は様々な観点で洗い出され、他のチームの発表をふむふむと、時に爆笑しながら、お互い聞きあっていました。

社長の松橋さん、飛び入り!

新たなアイデアやイノベーションはこういった場から生まれる」と社内きってのワークショップ推進者であるセブン銀行社長の松橋さん。後ろから発表をこっそり観戦、まなざしも真剣です。

松橋さんからは「イノベーションのポイントは一見関係のないものを組み合わせること、これが新たなものを生み出すカギ。なので、領域が違うから考えない・意味がない、ではなく、どんどん遠い存在を結びつけるクセをワークショップで身に着けてほしい、そして1回で終わらせずに何度も、色々なメンバーで続けてほしい」とのコメントがありました。

アイデアの芽を拾う体制も

印象的だったのはオブザーブ部隊。ラウンジの後方にATM開発部門、金融商品開発部門、バンキング部門、新規事業部門など、両社のプロジェクトメンバーが気配を消し、和やかに見守りながらも、メモをがりがり書いていました。ともすればワークショップはその場限りで終わってしまいますが、その場からビジネスの種を見つけよう、無駄にしないぞという意気込みをとても感じました。

参加者の声

セブン・カードサービスの社員の方とこんなにじっくり話をするのは初めてでした。社内公募があったときにせっかくだから出てみたいな、と。正直始まるまでは「盛り上がるのかな…スタートしてみたら自社社員ばかりだったらどうしよう…」とちょっと不安な部分もありましたが、始まる前からみんなリラックスしている雰囲気でしたね。初回に手上げで集まったメンバーだったので、やる気に満ちていたからかもしれません。

自分のグループは若手で年代が近い方も多く、自己紹介のタイミングからかなり盛り上がっていました。自分たちのチームは男子高校生のペルソナだったのですが、高校時代の思い出などを聞きあいながら、すごく盛り上がりましたね笑

1つ反省があるとすれば、アイデア出しの時に自分たちのサービスに寄った案が多かったな、と振り返って思いました。お客さまの不便が出ても「自分たち(の会社・サービス)では解決できないからなぁ」と捨ててしまった部分があった。次の機会があればその時はそういった枠組みを外して考えることをやっていきたいです。

企画担当の声

今回のワークショップテーマは「ペルソナになりきり、コンビニでの『お買い物体験』を向上させるサービスを考えよう」でした。業態は違えど「決済」という業務に日々かかわっている私たちはどうしても「どういう決済手段だといいか、どうやったら自分たちの提供サービスを使ってもらえるか」に注目してしまいます。間違いではないのですが、実際にコンビニに足を運ぶお客さまの大半の目的は「お買い物」です。「決済」をするために来店するお客さまはごく少数。それならば「お買い物」の体験価値を上げること自体が新たなサービスを生み出すきっかけになりえます。

セブン銀行とセブン・カードサービスの事務局メンバー

せっかく同じ目的を掲げる会社・メンバーが増えたのですから、自分たちの既存サービス・商品だけではなく、もっと広く・もっと自由に発想を広げてお客さまのあったらいいなを超えるサービスを生みだしたいと思っています。

松橋さんも話していましたが、今回だけで終わらせずに何度も繰り返しながら、新たなイノベーションを作り出したいと思います。

いかがでしたでしょうか?グループ会社が増えるというニュースは、セブン銀行に限らず色々な会社で起こっていることですが、実際その後どうなったのか、なかなか社内の状況を伝えることは少ないかと思い、今回の記事を作成するに至りました。今後もより両社で面白いことができるように、グループ社員一同がんばっていきますので、ぜひ今後も興味を持っていただけたら嬉しいです!


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