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生きてるってとても偉い

子供の頃、黄色いタンクトップと短パンという寒々しい服を姉妹4人でお揃いで着せられてた写真がある。
今思うとかなりシュールだ。
そんな話しはさておき、私には希望にみなぎる日があると、絶望に沈み込む日もあります。
この振り子に乗り慣れず、たまに自殺をしたくなります。
死ぬ事は望んでいても、死ぬまでの痛みや苦しみが怖い。
だから、睡眠薬で寝込むと首が閉まる様にして自殺をはかるのですが、今のところ運良く失敗を繰り返しています。
自殺を決行するときの心理はまともじゃないので、失敗はありがたいのですが、失敗直後、目覚めた瞬間はまた生きていくのか?と、落ち込みます。
でも、その後休息を取り、心身を癒すと、死ねなくて良かったと思うのです。

以前入院していたと思われる患者さんが病室の扉に爪で引っ掻いて塗料を剥がし、雲の中のジャガイモ人間の絵を描いていました。
何を思って描いたのか分からないけれど、その絵は可愛らしく、精神科の隔離病棟には似つかわしくない絵でした。
可愛らしく、幼稚で、少し馬鹿馬鹿しくも見えるこのジャガイモ人間の絵に少しずつ心が癒えて、普通病棟に行き、重度アルコール依存性の方と沢山話をした。
その時、彼女達の禁酒がいかに難しいかを知りました。
薬物と違い、退院するとすぐ目の前にアルコールがある暮らしに戻るのは、ずーっとぶら下がった人参を眺めながら我慢する馬の様な人生だよね?
酒の広告や、コマーシャル、陳列などをやめたらいいのに!と、思った。
私の父親も、重篤なアルコール依存性だったので、朝から酒を飲む大人が今も嫌いだ。

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