安定とは変化し続けること
人間は変化を嫌う生き物です。
なるべく安定したい。
新しいことにチャレンジするのって、いろいろ考えなきゃいけないし、面倒くさいですもんね。
「なるべくコンフォートゾーンでまったりしていたい」
「なるべく安定した会社に入りたい」
公務員が将来なりたい仕事上位に入るのもわかります。
人間はなるべく心平穏に暮らしたい欲求があります。
でも最近、安定とは「常に小さな変化を繰り返すこと」なのではないか、と思うようになりました。
ずっと何もしないで、ボーッとし続けられることに越したことはありませんが、全てのものは必ず変化します。
世の中に永遠に続くものなんてありません。
「諸行無常の響きあり」「盛者必衰の理をあらわす」ってやつですね。
大きな会社だって今は安定しているかもしれませんが、今後買収されたり事業拡大に失敗したり、いつどうなるか誰にもわかりません。
今流行りの感染症もそうですが、世界経済や社会情勢にも急速かつ大きな変化の時がきています。
そんな大きな変化に直面した時、日頃から「小さな変化」にチャレンジしていなければ、うまく乗り越えることは難しいんじゃないか?と考えます。
急な変化に対して備えるために、学ぶ。
何が起きても誰かの役に立ち、感謝料であるお金をいただけるようなスキルを身につけておく。
などなど。
そういった小さな努力を積み重ねておき、大きな変化が訪れた時に乗り越えることができること(むしろさらに飛躍できること)、が安定なのではないかと。
生物学に「動的平衡性」という言葉があるそうです。
大きく変化しないために、小さく変化する。
これは生物の根幹となる戦略だそうです。
「大きな変化=死や絶滅」を避けるために、「小さな変化=細胞分裂や進化」を続けること。
人間の5本の指がなぜ5本の指を維持できているかというと、細胞の新陳代謝という弛まぬ小さな変化があるからです。
変化していないから変わっていないのではありません。
少し異なりますが、合気道でも「静動一致」という教えがあります。
「静」は「動」の極致であり、「静」とは動かないことではなく、「動」が強すぎることで、動かない状態に無限に近くなっていく状態だそう。(激しく回るコマのような状態)
現状維持は衰退です。
これからも、小さなチャレンジを続けていきたいと思います。
学びましょう!
大きな目標じゃなくていい、小さな挑戦を続けて、少しずつ達成を積み重ねることで、自分に自信がついていきます。
自己投資は暴落しない資産になりますし、心に余裕生まれます。
これこそが安定なのだと思います。
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