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ワークショップ「クロッキー」


意識したいものは、「境界線」。

繋がっているようで繋がっていない、繋がっているはずなのに繋がっていないように感じる、繋がっているけれど実は繋がっていない。
あやふやで曖昧な繋がりを感じる。

生活に溶け込んだ「境界線」は私たちの意識しない中でふわりとした線や壁、孤独、または愛情や憎しみなどを生み、紙一重な状況を作り出す。

紙一重は作り出されているのか?

「境界線」ははじめから存在しているのか?していないのか?
過去と現在と未来を表現して、その「境界線」を感じてみよう。

趣旨:現在と過去と未来をつなぐ

【方法1】
①3人ほどでマテリアルを囲み、それぞれ身体を使って表現する。

②3人で同時に、マテリアルの断絶されていない過去、現在、未来を表現する。(イメージ:キュビズム)

③1人1人、いいタイミングだなというときに「場」から退場する。


【方法2】
①マテリアルを複数用意する。

②3人ほどでマテリアルを囲み、それぞれマテリアル自体を身体を使って表現する。
  ・何を表現したかを共有しない

③マテリアルから想像される過去と未来を想像して、それぞれ身体で表現する。

④3人で同時に、マテリアルの断絶されていない過去、現在、未来を表現する。
  (イメージ:キュビズム)

⑤一人ひとりが退場する。退場時にマテリアルを一つもって退場する。


【注意点】
・マテリアルはそれぞれ単純な形のものである。

・グループごとに違うマテリアルを使う。

・同じグループの人は、複製、転写、切り取りなどの似た表現は避ける。

・方法1では、マテリアルが一つであり、最後に人がいなくなっても舞台上に残る。

・方法2では、マテリアルが複数あり、最後には何も残らない、もしくは選ばれなかったものは残る。


【フィードバック】(5月18日19:00)
断絶した過去の記憶と現在と予測できない未来をつなげる作業。
コミュニケーションによって変わる。思い出みたいな文脈。
誰か観客だけじゃなくて、マテリアルを持ってくる。正確性じゃなくて、解釈で。
ものに対する弔い。歴史に対する弔い。滅びゆくものに対する眼差し。物量の中で、現れて消えていく。面白さ尺度・作家のアイデンティティ?


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