見出し画像

この時代にコンサートへ行けるという幸せ―BUCK-TICK『ABRACADABRA ON SCREEN』


はじめに


大変ご無沙汰しておりました、約2か月ぶりの更新となります。せつなです。

引っ越しやらなんやらでバタバタしていたため更新がかなり滞ってしまいました...。
新生活も落ち着いてきまして、これからはマイペースながらも更新していけたらなと思ってます。何卒よろしくお願いします。


さて、今回の記事はBUCK-TICKが現在行っているフィルムコンサートツアー『ABRACADABRA ON SCREEN』についてです。


筆者のフィルコン初参戦は11月3日の京都公演夜の部でした。

すでに参加されたお魚さんたちから「すごく良かったよ~!」ということは伺っていたんですが、実際に自分が参加するまでは「どんな感じなんだろう?」と期待半分不安半分な感じでした...。
コロナウィルスが流行しているこのご時世、感染対策も気になりますし果たして心から楽しめるのかな?と思ったり。
フィルムコンサートだといまいちノリきれないんじゃないかな...という心配もあったり。


でも、そんな心配は必要ありませんでした。

もうめちゃくちゃに楽しかった!
映像ならではの演出や、普段のコンサートでは見られないようなアングルからの映像などは、フィルムコンサートであるということを最大限に活かしたものでとても引き込まれました。

また、音は実際のコンサートと遜色がないほど迫力のあるものでした。
特にリズム隊の音の響きが凄かったです...!
これは普段のコンサートと同じ機材を使っているからこそできることで。
音響のスタッフさんはこのコロナ禍の中、映像と共に全国を周ってくださっているんですよね。本当に感謝しかありません。


いやー、大満足のフィルコンでした。
コロナ対策もしっかり行われているようで安心だったし。

ちなみに筆者は京都公演参戦後は大阪公演に参加予定だったのですが、どうしても待ちきれず神戸公演にも参加してきました笑
何回観ても飽きないってすごいな...。
(普段から同じDVDを何百回も見続けている民に死角はなかった)


ということで、ここまでは全体的な感想を書いてきました。


ここから先はフィルコンの具体的な内容について書いていきたいと思います。

この先はセトリ・演出などのネタバレがありますので、まだフィルコンに参加されていない方はご注意ください。
筆者も参戦前にうっかりネタバレを踏んでしまい苦い思いをした経験がありますので...(遠い目)


では、始めていきます。





『ABRACADABRA ON SCREEN』感想(ネタバレあり)


開場時間になって入場。

入ってしばらくはロビーで過ごしてたんだけど、唐突に始まるフィルコンのトレーラーに毎回驚く笑
音でっかくない!?これフィルコン始まったらどないなるんや...と若干不安に。(実際始まってからは音が大きいとは思いませんでした...。突然始まるからビビってしまうんだな)

開演前、席で待っているといきなりあっちゃんの声が聞こえてまた驚く笑
今回の影アナはあっちゃんがやってるんですね~そりゃあっちゃんの言うことならみんな喜んで聞きますわ...
これはほんとマスクしてて良かったと思うぐらいにやけてしまった。
あっちゃんのちょっと舌っ足らずなしゃべり方大好き...kawaii...


そして、暗転後始まったのは『PEACE』。前方のスクリーンに映像が流れ始める。

コンサートが始まる瞬間のワクワク感はフィルコンでも変わらないですね。
曲の展盛り上がりに合わせて映像も展開していって。
そして、メンバーがステージに出てきたのが見えた時すごく感動しました...。


今回もあっちゃんのお衣装がかわいい。

ワイドパンツ+丈の違う巻きスカート(?)が段々になってて、あっちゃんが動くたびにひらひらするのが最高に良いですね...。
マントはMOONLIGHTE ESCAPEのジャケとかMVの時と同じかな?
あんなマント着こなせる人他にいます?はあかわいい
お帽子もお似合いです。女優帽の似合う美人…気品が漂ってる


『月の砂漠』

まさかの一曲目!
この始まり方を予想できた人はいないんじゃなかろうか...意外だった

ヴェールを纏ったあっちゃんが麗しい。
この曲でヴェール姿のあっちゃんが見たいと願った甲斐がありました。ありがとうありがとう(あっちゃんのヴェール姿大好き勢)

あとはこの曲に限らずなんだけど、ベースの見せ場でユータの手元を映してくれるのがすごく良かったなあ。
ベース好きにはたまりませんね。普段はなかなか手元にフォーカスすることがないので貴重な映像でした。


『ケセラセラ エレジー』

イントロでタンバリンを持ってくるあっちゃん。
何回も言ってますが、あっちゃんのイメージにタンバリンは似合わないんだよね~笑
でもそのギャップにやられてしまうんだよなあ。かわいい。

今井さんのコーラスのところで合いの手を入れるのが楽しい。ノリがいい曲なのでライブ映えしますね。


『獣たちの夜 YOW-ROW ver.』

あっちゃんの舌ペロにすべてをもっていかれた。
仕草ひとつひとつが本当にお美しいお方です…。あっちゃんの魅力を適切に表現できる語彙力がほしい。


『SOPHIA DREAM』

後方のスクリーンやステージ上に映し出される映像がとにかく綺麗だった。
幾何学模様が展開していくイメージとかダイヤモンドのモチーフとかすごく好み。

ライブで聴くと浮遊感がより強調されて心地よい感じ。
あっちゃんの歌い方も艶があって、それでいて伸びやかで。
個人的にですが、この曲はヴォーカルを立てるというよりは、ヴォーカルもひとつの楽器として機能してるように感じました。
5人の音が混ざり合って、だんだんと境目が分からなくなっていくような…不思議な曲です。


『URAHARA-JUKU』

この曲、今回の映像の中で一番好き。

最初あっちゃんが手を口元にもっていって親指の付け根あたりを噛んでるのを見た瞬間に心臓止まるかと思った。
それ散々私が好きだって言ってた仕草じゃん~~~ずるいよあっちゃん~~~()

間奏でステージに寝転ぶあっちゃんとそれを上から映すカメラワークが最高すぎて。
ドラマチックな演出だったなあ。
あのアングルは普段なかなか見られないからね…あっちゃんは寝転がってもかわいいね…
あのシーン、なんだかいけないものを見てしまったような気持ちになったのは私だけでしょうか()

この曲もノリが良くて、自然とサビで手が上がった。
会場の一体感が高まる曲です。


『凍える』

シングル収録ver.での演奏。
やっぱり何度聴いても名曲ですね~
ライブだとあっちゃんの表現に磨きがかかって、より心に響きます。

間奏であっちゃんが手首にマイクを当ててるようにみえたのがもう…なにそれ反則…でもすき…ありがとう…(よくわからない結論)


『舞夢マイム』

スクリーンの映像で一気に世界観に引き込まれました。
めっちゃ凝ってる…!
よく見ると、看板に書いてあるのはBUCK-TICKの曲名なんですよね。
何が書いてあるのか気になって、フィルコンに行く度後ろの映像ばかり見てしまう笑
今までに見つけたのは『舞夢』『モナリザ』『ヴァニラ』『ロマンス』『ムーンライト』『ルナパーク』『エルドラド』『夜想』『ユリイカ』あたり。
もし、こんなのもあったよ!というのがあればぜひ教えていただけるとうれしいです~!

ピックアップされてる曲の中から何かやるのかな?とも思いましたが新曲以外で分かっているのは『ROMANCE』ぐらいかな…
個人的にはそろそろ『君のヴァニラ』がきてもいい気がしている()


『Villain』

Aメロの画面の分割が配信ライブの時と同じ感じでした。(伝わるのか)
今井さんとリズム隊が入れ替わり立ち代わりながら映し出されていく感じというか…
あの画面割、すごくスピード感があって好き。

曲終わりにカメラがあっちゃんに寄っていくんですけど、どうしようあっちゃんのお顔が美しすぎて直視できません(何を言っているんだろう)
あっちゃん、ほんとに良い顔しますよね…
愛憎がドロリと混じり合ったような毒々しさもあり、それでいて繊細で気高さも感じられる表情。


『堕天使 YOW-ROW ver.』

個人的に、聴けば聴くほど好きになっていく曲です。
サビの解放感がとても心地いい。
アルバムver.は全体の流れが分かりやすくなった分、よりライブ映えする曲になったんじゃないかな~と思います。


『ダンス天国』

この曲も合いの手がめちゃくちゃ楽しい。
ただひたすらにノリノリになれる曲っていいよね。

この曲は個人的細かすぎる注目ポイントがたくさんあるので、願わくばメンバーそれぞれのアングルの映像を頂きたい所存です()
実際のコンサートだと確実に目が足りなくなるので...


『MOONLIGHT ESCAPE』

物語の世界に引き込まれつつ、伝えたいメッセージもしっかり心に響いてくる、とてもバランスがいい曲。
あっちゃんの伸びやかな歌声から感じられる「解放」のメッセージと、包み込まれるような安心感にすごく感動しました。


『ユリイカ』

後ろの映像も相まってとてもポップで楽しい雰囲気。
ああいう映像好き。モチーフがかわいらしい。

サビの「LOVE!」「YEAH!」「PEACE!」はやっぱり高まりますね~!
これ、みんなで歌えたらすごく楽しいと思うけど、今は声を出せないので心の中で一緒に歌ってました。


『忘却』

最初の方の、暗いステージの上にあっちゃんの影だけが浮かび上がるような照明がとても印象的。
スポットライトが逆光で当たってるから表情は見えないんだけど、暗闇の中一人ぽつりと立っている姿が曲のイ
メージに合っていて心を打たれました。
照明に手をかざすような仕草をするあっちゃんが泣きたくなるほど綺麗だった…。


『Luna Park』

『忘却』で終わるのかな?と思っていたらまさかのルナパーク。
本編の最後に持ってくるとは思いませんでした。

考えてみれば、『堕天使』のシングルが出てからコンサート1回もできてない…よね?
いつか生で聴けたらいいな~


ということで、本編が終了。
『ABRACADABRA』の楽曲+『Luna Park』というセトリでしたが、配信ライブのように収録順ではなかったので「次は何をやるんだろう?」とワクワクしっぱなしでした。

この後15分間の換気時間を挟み、アンコールへ。


『FUTURE SONG -未来が通る-』

ノリが良くて、自然と体がリズムを取っちゃうような曲。
あっちゃんと今井さんのツインボーカル曲大好きなのでたくさんやってくれてうれしい~!


『MISTY ZONE』

最近よくやってくれてうれしい。
この曲はベースがかっこよくてですね…ユータばっかり見てしまう。

余談ですが、あっちゃんがこの曲を紹介するとき「cali≠gariがやってくれた」って言ってくれるのほんと有難すぎて(cali≠gariの『MISTY ZONE』でBUCK-TICKを知った民)
2作目のトリビュートの話するときだけ謎に後輩目線になってしまう。
普段はあっちゃんかわいいかわいい言ってるけど、その話の時だけ「うちの〇〇がお世話になってます!ありがとうございます!」みたいになる


『Madman Blues -ミナシ児ノ憂鬱-』

あ~~~~~ずっと聴きたいと思ってた~~~~~~!
これもベースラインかっこいいんだよなあ。すき。
このリズム、めっちゃ頭振れると思うんだけど私だけかな???
頭振れそうな曲見つけるとバンギャルの血が騒いでしまって困る
でもBUCK-TICKは頭振る文化ないから…

あっちゃんの表現力の進化がとてもよく分かる曲。
得体のしれない雰囲気がよく出てる。
最初は狂気を抑えてるような圧があって、曲の盛り上がりと共にだんだんとそれが解放されていくようなイメージ。
歌い、叫び、くるくる舞い踊るあっちゃんに狂気を見ました…。


『GIRL』

改めて聴くとすごくいい曲だということに今更ながら気づいた。
さわやかで、少しノスタルジーを感じさせるようなメロディーが胸に響きました。

あっちゃんのヴェールがなびいてて、それが曲の中の「GIRL」の姿とリンクしてとても綺麗だったなあ。


『ROMANCE』

ステージ上にキャンドルが並べられていて、とても荘厳な雰囲気。
この演出もフィルコンならではだよね。
あっちゃんが引っかけたりお衣装当たったりしないか気が気じゃなかった(もしそうなってたら放送事故)

あともうひとつ言わせてほしいんだけど、この時のあっちゃん何時にも増してお顔立ちが美しいんですけど!!!!
あまりにも鼻筋が通りすぎている…
キャンドルの光の加減とか影の落ち方で強調されて見えるんだと思うけど、お顔が整いすぎてて逆に不安になるレベル。本当に3次元に存在してるの…?
最後の燭台越しのシーンもすごかった。映画見てるみたいだったもん
いやー、すげえな…あっちゃん…。


『世界は闇で満ちている』

スモークが焚かれてとても幻想的だった。
「溢れ出し 両手で掬う」のところであっちゃんがスモークをすくいあげるような動きをしてたのが印象に残ったなあ。

この曲は、今井さんの考え方に感銘を受けた曲で。
「闇」というと不安や恐怖、絶望といった印象を持つけど、その中には「可能性」も存在してる。
そう考えると、今の世の中を取り巻く状況も暗い闇の中のようだけど、その中にも希望はあると思えるような気がしました。


『NEW WORLD』

ニューワールドはほんと…泣かせてくるよね…
アウトロであっちゃんが何ともいえない表情をされまして。
いや~エモい…(語彙力喪失)
なんというか、ライブを無事終えた満足感、安堵、祭りの後の喪失感、フロアに観客がいないことへの寂しさ…みたいな色んな感情が混ざった表情だったように思う。
あっちゃん~~~~会いたいよ~~~~~~コンサート行きたいよ~~~~~~~




おわりに


ということで、ここまで書いてまいりました『ABRACADABRA ON SCREEN』のレポ。

新曲を中心にバラエティー豊かな楽曲を聴くことができ、とても楽しいコンサートでした。

ライブの開催が難しい中、フィルムコンサートという形でBUCK-TICKの音楽を全国のファンへと届けてくださったことに心から感謝いたします。


残すはファイナルの大阪公演のみですね…。
(本当はもっと早くこの記事を上げる予定だったのですが汗)
筆者もファイナルに参戦してきます。
その時に気づいたことや書き留めておきたいことが出てきたらこの記事に追記していこうと思います。


では、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?