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奨学金の併用について~給付型も貸与型もどっちも利用したい方へ~

こんにちは。
雪花です。

日本学生支援機構には「給付奨学金」と「貸与奨学金」に2種類あります。
2つの奨学金の特徴をざっくり説明するとこんな感じです。

給付奨学金
・返さないタイプ
・授業料等の減免制度も受けられる

貸与奨学金
・返すタイプ
・「利子無し(第一種)」と「利子有り(第二種)」の2種類ある

大学や専門学校など進学には何かと費用が嵩みます。
給付奨学金と貸与奨学金両方とも利用したい。という方もいらっしゃると思います。

日本学生支援機構の奨学金は併用することが出来ます。
採用されれば給付奨学金と貸与奨学金両方利用することが出来ます。
ただし、併用する場合いくつか注意しなければならないポイントがあります。

ポイントその1
申請はまとめて1回でOK
両方とも申し込みをしたい場合、1回の申請で両方の希望を申し出ることが出来ます。
ただし、その場合それぞれの審査に必要な情報をまとめて提出しなければなりませんので、申告漏れが無いように注意をしましょう。

ポイントその2
貸与奨学金の併給調整に注意
「給付奨学金と第一種貸与奨学金(利子無)」という組み合わせで申し込みをする場合、給付奨学金の採用区分によって、第一種貸与奨学金の実質貸与可用金額が変わります。

例えば・・・
給付奨学金:第Ⅰ区分に採用
第一種貸与奨学金:月額4万円貸与希望

という方がいた場合、採用後実際に振り込まれる金額は、

給付奨学金:第Ⅰ区分相当額
第一種貸与奨学金:0円

となります。

理由は「併給調整」というルールがあるからです。
併給調整がなぜ行われるかは残念ながらHP等で調べてみても分かりませんでした。
(勉強不足ですみません。)

いずれにしても、「併給調整」というルールがあるので、給付奨学金の採用された支援区分によって第一種貸与奨学金は実質貸与できない。と考えいただいた方が良いと思います。

じゃあ、借りる意味無いじゃん。

と感じる方もいらっしゃると思いますが、
第Ⅲ区分もしくは途中で支援区分外になり給付奨学金等が受けられなくなった時に、第一種貸与奨学金を始めて利用できるようになります。

少し長くなるので、この続きは次回お話したいと思います。


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