見出し画像

スジ

※来年3月に上演予定の舞台「殺意 ストリップショウ」に関する文です。けっこう、知らんがな、な内容ですが、ちょっとスジ通しておきたいことがあり。。

この作品に挑戦するのは、実は今回で2回目です。

1回目は、一昨年3月の、 Ito・M・Studio演技研究クラスの公演でした。

が、そのときは…客演という形で、ありとあらゆることをお膳立てされた状態で、オイシイところだけ演らせてもらったのです。2時間にわたる長編ひとり芝居を3人の女優で分担して、クライマックスを私が。。

自分から希望してその配役になったわけではないですし、
もちろん自分の全力を尽くして演りきったのですが、
なんとなく、このままでは許されないぞ、という思いが自分の中で渦巻いていて。

その公演の打ち上げで、「こんな大変な作品、二度とやりたくないねー!」「ねー!」などと皆で口を揃えて笑い合いながらうすうす、私はウソをついている…と感じていたのでした。

いやいや、舞台は一人で創るもんじゃないし、なんで許されないのか。100字以内で述べよ。

このひとり芝居は、戦後のストリッパーが、自身の引退公演で、その半生を芝居仕立てにして物語るというもので、

何が魅力って、そのストリッパーがめちゃめちゃ真面目なのです。(※個人の感想です)

ものすごいエネルギーを持っていながら、それを抑えて、反省したり、躊躇ったり、計画を立てたり…。

そういう彼女のことだから、この引退公演も、きっと一人でウンウン考えたんだろうなと。(※作家の三好十郎が書いたんだろってツッコミはご遠慮ください)

そう思ってしまったら、演出家や共演者の力を借りた自分は、まだ演りきったとは言えない。これか、許されないぞの正体は…。100字以内に収まるくらいなら、わざわざ演劇にはしないぞよ。

正直、ご助力を借りても死に物狂いだったので、大丈夫か?と自分でも思っていますが、
本番まで何百回何千回と繰り返すであろう大丈夫か?の先に、ちょっと面白そうな予感がなくもないと言えないこともないかもしれないので。

観客の皆様におかれましては、楽しみにお待ちいただけたらと思います。

ホントにスジ通しておきたいのは、一昨年客演したばかりの舞台を自前でやるってことについてで、
当たり前ですが決して、挑戦状とかではなく!前回演らせていただいた経験を大切に、積み重ねて頑張る所存です。

この作品の面白さや、なぜ今やるのかについては、また別で書きたいと思います。

ご精読ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?