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表現におけるzoneと悦

今日は久しぶりに観劇で感動した。

この仕事をしているとどうしても、 

お誘いや仕事の関係の方を
観に行くという感覚で

もちろん、自分のクライアント
の方の成長や華やかさに
感動したり、涙することもたくさんある。

そして、今日はちょっと違った。

私の出演する作品を一度観に
いらしてくださった
あるスターの方が出演の舞台だった。

その方がどんな風になられているかなぁ
という興味もだが、作品を観たかった。

ある劇団にいらして退団され数年が
経っている方。

そして想像を遥かに上回り

スターから本当に表現者に
なられていることに心から感動した。

私はいわゆるスターやアイドルや

まぁ、人前でパフォーマンスを
する人間に感じることがあるのだが

その人が
『悦』の状態か
『ゾーン』の状態

にあるかだ。

『悦」の状態とは、心から喜びや楽しさを感じている状態で、物事や環境に没頭して楽しんだり、心地よい感覚に浸っている状態のことをいう。

好きな音楽を聴いている時や

美味しい食事を楽しんだり
愛する人と時を共有している
なども悦の状態にあり

良い成果が出たり
好きなことをやり遂げた時も
悦を感じると言われている。

また『ゾーン』は

スポーツや芸術など
ある特定の活動に取り組む際

心身が最高の状態になっている状態を指し

集中力が高まりフロー

つまり流れに乗って無になる感覚が
ある状態だ。

そして、自我は一時的に滅却され
無に近く

ただそこに存在している。

自己否定や外部の干渉を感じず

自分の能力を最大限引き出せている状態を指す。

ゾーンに入ると挑戦に向けた意欲と
意識のスペース

目的への自信や信念
過去の経験や真の努力による

技術や能力が存分に活かされている状態だ。

この2つの大きな違いは
『誰かに認めて欲しい』

とか

『特別でありたい』

という欲求があるか無いか
なのだ。

今日、観た作品の俳優は完全に
『ゾーン』の状態だった。

空間、時間、音、人、光

と一体化していた。

ただそれだけだった。

『悦』の状態も平和的だが

必ず誰かや何かがその場に
必要になる。

よく『楽しんで』とか『心込めて』とか

そういう言葉で歌ったり演じたりする
とか、そんな言葉を無意識的に
使ってパフォーマンスに向かう。

うん。まずは自分なのだなぁー
と感じたりする。

いや、ファンにはその悦エナジーは
めちゃくちゃ大事なのだろう!!
なと思う。

私が尊敬する方は
皆『ゾーン』の状態だと感じる。

表現する人だなぁという
個人的感想でもある。

もちろん
『悦』
な感じの韓国スターも
好きだけど。笑笑^_^

有名、無名は関係ない。

思考を滅却させ

今この瞬間だけ全ての
エネルギーというか

命を注いでいる人は
本当に美しい。

エンターテイメントは
本当に人を豊かにする
素晴らしいものだ。

音楽も演劇も
人を不幸にしない

絶対的な存在だ。

今日は久しぶりに
号泣した。

私などちっぽけな人間だが

歌うことや演じることや
素晴らしい表現者に囲まれる
人生に感謝する1日であった。

ありがとうございます。

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