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STAY KOBE《13》六甲アイランドの海風

街と人の絵を描くイラスト作家・こもりあやみが「色々あって神戸に住むのは難しいけど、それでも時間さえあれば神戸を歩きたい」という気持ちで始めたnoteマガジン「STAY KOBE」です。神戸にいる人、神戸にいた人、神戸に行きたいけど行けない人に「今の神戸」をお届けします。(不定期更新)

6月。神戸でもだんだん陽射しが強まってきました。
今回は六甲アイランドです。神戸ファッション美術館の「華麗なる宝塚歌劇衣装の世界」展に行ってきました。これはもうね、見に行くしかない。ずっと楽しみにしてたんです。

神戸の人工島といえばポートアイランドと六甲アイランドですが、ポーアイはちょくちょく行くんですよ。空港があるから。けど六アイの方は一回しか行ったことがなく。

周りの人に聞くと「部活の試合で行った」「コスプレイベントで行った」という声がちらほら。そういや六アイはポートレートの撮影地としても有名なんだった。ファッションの街ですもんね。

スタート地点は阪神魚崎駅。ここから六甲ライナーに乗り換えます。

ポートライナーより幾分か臨場感がある乗り心地。いい天気です。

アイランドセンター駅に到着。

六アイのシンボル

この円盤形の建物こそ六甲アイランドって感じですよね。ファッション美術館と神戸ゆかりの美術館が入ってます。

撮影可能エリアにて

満を持して宝塚の展示を観ました。言わずもがな最高の空間でした。
男役の衣装、足なっが!腰ほっそ!
最近気になる花組トップ娘役・星風まどかさんの気品溢れるドレスを見てうっとり。そして宙組トップスター・真風涼帆さんの魅力に当てられて失神しかけたわたしは慌てて建物を出る羽目に。
予定の時間を豪快にオーバーしてました。

気を取り直して街を散策。おもちゃみたいな可愛らしい街並みです。

ミニチュアみたい

ランチはアイランドセンター駅の北側にあるスペイン料理の「RICO」さんへ。ラザニアのセットをいただきました。

ちょうど「六甲アイランドバラ祭り」が開かれていて、家族連れが来てました。さっきから外国の人たちが多いのはなんでかな。
六甲ライナー終点、最南端のマリンパーク駅へ向かいます。

これはプール施設の「デカパトス」。夏になったら営業するらしい。

上から見るとこんな感じ。

マリンパーク駅直結の六甲アイランド高校。

駅前の「MOYO COFFEE」さんにも行ってきましたよ。去年オーブンしたばかりの新しいカフェです。中でゆっくりしたかったけどこの日はテイクアウトしました(映画の予約をしてたので……)

店員さんに「さっきから外国の方を多く見かけるんですけど、何かそういう施設があるんでしょうか」と聞いてみたら。
「どうでしょうねぇ。確かにインターナショナルスクールはいくつかありますね。仕事で来てる人もいるかも。あとスポーツ関係もあるんじゃないですか?この辺りは練習場も多いから」とのこと。
後で調べると、かつて外資企業があったこともあって以前から外国人居住者が多いんだそうです。街中の案内も外国語対応になってるとか。全然知りませんでした。わたしの地元の垂水区にもそういう居留地はあったけど、そことはまた違う印象です。

六甲アイランドって用事がある時に行くイメージしかなくて、今まで散歩する機会もなかったけども。
行ってみたらそこにはいろんな国の人が伸び伸びと暮らしていて、かつ生活しやすいような工夫もされていて。どんな街だって誰かの地元なんですよね。当たり前のことなんだけど。
神戸の西で育ったわたしがこうして東で「地元感」に触れられたのも、「STAY KOBE」がもたらした発見なのかもしれません。

海風を感じながらアイスカフェラテを味わいました。

神戸にはまだまだ知らないことがたくさんある。そんなことを実感した一日でした。
気ままな日帰り旅はこれからも続きます。

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ではまた神戸で会いましょう。