STAY KOBE《11》布引ハーブ園でピクニック
街と人の絵を描くイラスト作家・こもりあやみが「色々あって神戸に住むのは難しいけど、それでも時間さえあれば神戸を歩きたい」という気持ちで始めたnoteマガジン「STAY KOBE」です。神戸にいる人、神戸にいた人、神戸に行きたいけど行けない人に「今の神戸」をお届けします。（不定期更新）
芭蕉みどりさんの絵本で「ティモシーとサラのピクニック」というのがありまして。
主人公の双子ねずみのようにシートを広げてサンドイッチを食べるのがわたしの長年の憧れでした。
憧れといえば、ピクニックじゃないけど漫画「あずきちゃん」で片思い相手の勇之助くんと遊園地に行く話とか。
あずきちゃんが一生懸命作ったたまごサンドを持ってくんですけど、慣れてないから卵の殻が入ってたりするんですよ。で、それを勇之助くんは笑って食べてくれるんですよ。あ～～～～！（机をバンバン叩きながら）
久しぶりに野外で気持ちよくランチができたらなあ！
気づけば新神戸からロープウェイに飛び乗ってました。
こんな天気の良い休日はね、布引ハーブ園に行くって相場が決まってるんですよ。ロープウェイの駅にはわたし以外の人たちが500メートルくらいの列を作ってました。阪神百貨店の有名シュガーラスク店の行列より長い。
山上に着きました。
何かものすごく目新しいイベントがあるわけじゃないのに数年おきに来てしまうんですよね、布引ハーブ園。もちろん季節ごとにいろいろやってるんだけど「行ったらとりあえずハーブに触れ合える」というシンプルさが良いんだと思います。
建物ではフォトウエディングの撮影をしてました。そりゃあもうぴったりでしょうよ。
山上からの眺めも前に行った時と同じ。「変わらない」ことの良さが身に染みます。
ハーブが茂る坂道を下りていきます。バジルもタイムもカモミールもいいんだけど30分並んだからとにかく昼ごはんを……。
ようやくランチにありつけました。
ハーブ園は園内持ち込みOKです。
「TOOTH TOOTH ON THE CORNER」のベーグルを一気に4個も買ってしまいました。去年三宮のEKIZOにオープンした店ですね。
味はくるみベーコン、クランベリーチーズ、プレーン、放香堂（ほうこうどう）抹茶＆黒豆ベーグル。放香堂さんは元町商店街にある老舗のお茶専門店です。
コーヒーとベーグル。
土と草木のにおい。
陽射しとそよ風。
ここは楽園なんでしょうかね。
温室の中にも入ってみましょう。
真っ赤なハートと意味深な彫像。
一体何事？と思ったら。
ここにもイタリアのテルニ市が！
前回の阪神御影編に続き2回目の登場です。
こんな風にほかの国との関わりが神戸のいろんなとこにあるのかもしれませんね。今まで気づいてなかっただけで。
季節によって変わる花壇。これはネモフィラですかね。
坂を下りて風の丘に着きました。晴れてるけどいいい感じの涼しさ。
段差を活かして記念写真を撮る人たち。
ゆっくりと日が暮れていきます。
西日の射す夕方の街並み。
ロープウェイに乗って新神戸へと戻りました。
今回のお土産はショップで買ったハーブのルームフレグランスです。
フローラルとフォレストの2種類。
山上の清々しさが寝室でも味わえます。
布引ハーブ園はなんといっても新神戸駅からすぐロープウェイに乗れる気軽さが最高ですね。連休じゃなければそんなに並ばなくて済むはず。
そしてなんともうすぐバラとラベンダーが見頃だそうです。行ったことない方、暑さが本格的になる前にぜひ山上の楽園でリフレッシュしてみてください。
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ではまた神戸で会いましょう。