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STAY KOBE《18》新長田と駒ヶ林を歩く

街と人の絵を描くイラスト作家・こもりあやみが「色々あって神戸に住むのは難しいけど、それでも時間さえあれば神戸を歩きたい」という気持ちで始めたnoteマガジン「STAY KOBE」です。神戸にいる人、神戸にいた人、神戸に行きたいけど行けない人に「今の神戸」をお届けします。(不定期更新)

8月も残り3分の2となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
猛暑と第7波のダブルパンチで日本中が苦しむ中、わたしは先日の急性胃腸炎がきっかけで栄養失調(低栄養?)になってしまい、今ではプロテインゼリーがお友達です。気持ち的には元気なんですけどね~。もう少し暑さが和らいだら撮影に出かけたいなと思ってます。

さて、今回はSTAY KOBE初めての長田区。
JR新長田駅からのスタートです。

駅前のコテモニュメント。
コテって、あれですよ。ヘアアイロンじゃなくて、鉄板の上の粉もんをひっくり返すやつ。ヘラって言う地域も多いらしい。けど、わたしにはやっぱコテの方が馴染み深いです。

鉄人28号モニュメントもちゃんと撮ってきましたよ。

商店街をぶらり。

アスタくにづかの方へ……と見せかけて、一旦アーケードを離れて別の場所へ向かいます。

1960年代に開業した菊水(きくすい)温泉。
27年前の震災で全焼した後、仮設店舗での営業を経て2008年に再建したんだそうです。地元に愛される街の銭湯といった感じ。

神戸市立ふたば学舎です。
2008年に閉校した旧二葉小学校が地域の施設としてリニューアル。
当時の校舎そのままの姿が懐かしさを思わせます。

「学び舎」の名にふさわしい廊下
机も椅子もそっくりそのまま

写真館や地域活動の拠点だけでなく、趣味のサークル、貸し会場としても活躍。鉄人28号モニュメントのメイキング写真展もありましたよ。

駒林神社

さらに海の方へ歩いて駒ヶ林(こまがばやし)エリアへ。

駒ヶ林の地名は諸説あって、神功皇后の朝鮮出兵の折に高麗(こま)からやって来た船の柱が林のように見えたとか、あるいは「高麗返し」が訛ったとか。

潮の香りが強い船着き場。
あんまり立ち入っちゃいけない感じなので、入口から撮るだけ。

駒栄町の交差点から。このあたりの雰囲気は第15回の兵庫運河に似てますね。
本町筋を横切って神戸を象徴するお店に向かいます。

このレトロなロゴがなんとも

来ました!ばら食品。
神戸の粉もんといえば「ばらソース」。ですよね?
焼きそば、そばめし、お好み焼き。みんな「ばら」か「オリバー」でした。(オリバーソースも本社が神戸なんですよ)
懐かしくなって一本買いました。

丸五市場。
元の市場が開かれたのは1918年、今の名前になったのは1932年。もう一世紀も続いてるんですね。

人手不足の課題はここも同じらしく、シャッターが目立ちます。でもここだけが丸五市場ではありません。

鮮やかな看板

コロナの前までは「丸五アジア横丁ナイト屋台」というイベントをしてたみたいで、当時の写真を見るとかなり楽しそう。アジア料理好きだから行ってみたいなぁ。今はやってないのかなぁ。

さて、アスタくにづかに戻ってきました。
三国志のモニュメントがいたるところにあるんですよね。

最近オープンしたスーパー「ロピア」を見ながら一休み。

この日、意気揚々とそばめし発祥の店「青森」に行ったらですね、まさかの臨時休業でして……。
気を取り直してこちらのお店に行きました。

日本最古の冷麺店「元祖平壌冷麺屋」。
神戸ではあまりにも有名だけど、今まで行ったことがなく。

冷麺とキムチチャーハンをいただきました。
まさに元祖、飾り気のないシンプルな味。
一瞬で平らげてしまいました。
色々歩きたかったけど今回はここまで。

長田というと、やっぱり震災前と震災後で比べられることが多いと思うのですが、失われたものにも想いを馳せつつ、今あるものを楽しみたいなという気持ちが今回の撮影でいっそう強くなりました。

南北に長い形をしてる長田区。次は新長田駅よりも北、長田神社のあたりを探訪してみたいです。

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ではまた神戸で会いましょう。