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海苔漁の切り口から瀬戸内の海を学ぶ。第1回備讃瀬戸わくわく海苔サミットを開催しました!2023年5月21日 高松シンボルタワー1階デックスギャレリア


参加者全員での記念写真

瀬戸内わくわくプロジェクトは、瀬戸内海で起きている海苔漁の課題について、現場で働く海苔漁師の皆様の声を多くの人に届けよう!そして備讃瀬戸(岡山と香川)で生産されている海苔の美味しさを多くの人に届けよう!との想いから、5月21日に第1回備讃瀬戸わくわく海苔サミットを開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

備讃瀬戸の海苔漁に関するパネルディスカッション

 イベント概要                               
・開催概要 備讃瀬戸の海苔について現場の漁師さんの声を聞くステージでのトークイベントと、海苔の美味しさを知ってもらうためにブースでの海苔試食と、海苔と最高の相性のおむすびデモンストレーションを行いました。
・日程 5月21日(日)
・開催場所 高松シンボルタワー1階デックスガレリア
・参加人数 海苔の試食人数 約300名~400名
・協力団体 津田町漁業協同組合、胸上漁業協同組合、岡山水産物流通促進協議会

ステージイベントでは、瀬戸内海の海苔漁の現場からの声をお届けしました! 
瀬戸内海の海苔の生産量減少が心配されている近年、それがどんな理由から来るのか?対応策は行われているのか?この生産量の減少を食い止める何か良い方法はないものか?海苔漁の現場で働く海苔漁師さんからの声を伝えるためのトークイベントを開催しました。ファシリテーターには、岡山水産物流通促進協議会(おかとと)の森下倫年(ともとし)さんを迎えて、さまざまな切り口からパネリストに質問を投げかけて頂きました。そしてパネリストとして参加してくださった香川県の津田町漁協の宇山組合長と、岡山県の胸上漁協の国屋組合長から現場から、以前に比べて海の栄養分が少なくなっていて、せめて10年くらい前の栄養状態まで戻せれば良いのだけれどという嘆きと、海に栄養がないと、瀬戸内海にいる魚も食べ物が少なくなり、結果、クロダイ(チヌ)がどんどん増えて、海苔を食べてしまうという被害が大きくなっているというお話を伺いました。香川県漁連としても害魚となっているクロダイを捕獲し、それを加工してすり身ボールにして給食などで食べてもらえるようにしているというお話を伺い、そのすり身ボールを来場者にも食べて頂きました。岡山側も香川側も海はひとつなので、課題も同じ。できるだけ力を合わせて、瀬戸内海の海苔の生産量の減少に歯止めをかけたいと心意気を語ってくださいました。

左から森下さん、津田町漁協宇山組合長、胸上漁協区国屋組合長、菅本香菜さん

備讃瀬戸(岡山・香川)産の海苔の美味しさをたくさんの人に知ってもらうためにブースで海苔のPRをしました! 
 
香川で生産された海苔と岡山で生産された海苔を食べて、両方の海苔の美味しさを感じてもらおうと、ブースには、いろいろな海苔を用意し来場者に試食してもらいました。最もスタンダードな焼き海苔や味付け海苔に加えて、最近は塩味や、わさび味といった海苔もあり、試食した人から「初めて試してみたけど美味しいですね」と感想を頂きました。中には子供を対象にした無添加の海苔もあり、お子様連れの方からも高い評価を頂きました。海苔の試食に加え、今回は特別ゲストとして、旅するおむすび屋の菅本香菜さんを迎えて海苔とおむすびのデモンストレーションを行いました。菅本香菜さんは小さい頃から海苔が大好きで、現在は日本全国を回って地元食材を使ったおむすびを考える仕事をしているという事で、有明海苔と瀬戸内の海苔の違いについても来場者にお話しをしながらおむすびを握っていました。美味しい食べ物でみんなの心を幸せに満たしてくれたようです。

炊き立てのご飯と海苔でおむすびを作る菅本香菜さん
岡山・香川(備讃瀬戸)の海で獲れた美味しい海苔の試食ブース

参加した子ども・保護者からの声 
僕、この海苔大好き!(小学生の男の子)
この海苔がすごく美味しいので売って頂けませんか?(40代女性)
焼きのりも美味しいけど、フレーバー付きの海苔はビールのおつまみに合いそうですね!(30代男性)
海苔とおむすびは日本の心ですね!(60代女性)
たくさんの笑顔を頂きました。

<団体概要> 
団体名称 :瀬戸内わくわくプロジェクト
URL :https://setouchiwakuwaku.com/
活動内容:瀬戸内海の水産資源を守り、美しい海を子供達に残すため、瀬戸内地域の関係が自治体の枠を超えて繋がる場作りや、瀬戸内海の魅力を国内外に発信するグローカルな活動をしています。
 
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
  

<お問い合わせ先>
団体名:瀬戸内わくわくプロジェクト    担当者名:丸山 幸子
メールアドレス:setouchiwakuwaku@gmail.com
 


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