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②資金調達の種類とメリット・デメリット〜融資編〜

こんにちは!Setouchi-i-Baseコーディネーターの小西です。
前回に引き続き、起業や事業拡大を検討されている方に向けて是非とも覚えておいて頂きたい知識として、「資金調達」をテーマに解説させて頂きます。

▼前回のおさらい


今回は、「融資」についての解説です!

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▼融資とは?

「融資」とは返済することを前提に金融機関から資金を借り入れる方法で、いわば借金の一つです。基本的には、あらかじめ定めた利息を支払いながら、一定の期間の中で徐々に融資資金を返済していきます。毎月定額で返済を進めていくのが一般的ですが、最終的には金融機関との合意内容によって返済方法は決まります。よくある疑問の一つが、出資と融資の違いです。簡単に言うと、資金の出し手に返さなくて良いお金が「出資(資本)」、返さないといけないお金が「融資」です。

▼出資と融資の違い

また、資金の出し手に対しては、「出資は株式配当を返す」「融資は金利を返す」という違いがあります。出資の場合、対価として発行株式を出資者に譲渡する、それはすなわち経営権の部分的に譲渡することを意味します。
ですので、経営権を保持したい場合には融資にとどめ、出資は受けないという選択肢をとると良いでしょう。
一方で、出資を受けると、出資者はあなたの会社の株式価値を上げるために協力をしてくれるというメリットもあるので、出資を受ける際には金銭的な条件だけでなく相乗効果や協力が得られるかもチェックしましょう。

▼融資の種類・特徴

ここからは、融資を受ける際のそれぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します!

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①銀行からの融資
信用の問題から起業直後の会社に対し、大手銀行の融資実行は難しいが、地銀であれば対応してくれるところも多い。
メリット:
・ 顧客、ビジネスパートナーの紹介や情報提供をしてもらえる場合がある
デメリット:
・金利負担が発生する
・ 設立直後の会社では利用が難しい
②信用金庫からの融資
地域の信用金庫により条件は異なるが、銀行より融資のハードルは低い。起業から一定期間後にトライする価値はあるが、創業期の次のステージで検討すべきであり、まずは「制度融資」を利用する方がベスト。特に地域密着企業が活用したい時に有効。
メリット:
・顧客・ビジネスパートナーの紹介や情報提供をしてもらえるケースがある
・銀行より融資のハードルが低い
デメリット:
・金利負担が発生する
・ 起業前や起業直後の資金調達方法には適していない
③日本政策金融公庫からの融資
国民生活事業と中小企業事業があるが、起業・創業希望者は国民生活事業の「新創業融資制度」に申し込みができる。
上限3,000万円(うち運転資金1,500万円)、金利0.66%~2.80%、原則設備資金ならば15年以内、運転資金ならば5年以内が目安。借入上限金額は事業計画、自己資金などを勘案して決まる。
(2021年1月現在)
メリット:
・起業前でも申込みできる
・無担保、無保証(借入金額による)※無保証とは第三者保証が不要という意味
・制度融資に比べると比較的早く結論が出る(2~3週間)
デメリット:
・金利負担が発生する

いかがでしたか?融資だけでも様々な方法があるので、あなたの事業形態や目的にあった資金調達をよく吟味して選択していきましょう!

これからも皆さんの活動の助けになるような情報を発信していくので、ぜひフォロースキをお願いします!✨

Setouchi-i-Baseとは

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人が集い、学び、交わり、共創する、オープンイノベーション拠点「Setouchi-i-Base」は、高松駅前のシンボルタワー内にあるコワーキングスペースです。

明るく解放的な館内には電源とWi-Fiを完備したテーブルを約110席ございます。

IT、WEB、動画制作、デザイン、新規事業開発など、様々な専門性を持つ常駐コーディネーターが会員の皆様の多様なお悩みニーズに対して伴走支援相談対応ビジネスマッチングを行い、会員の皆様の活動をサポートいたします。

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