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『会いたいと思われる人になる』半年間のインターンで学んだ3つのことと私のこれから

こんにちは、グッチです。
私事ながら2021年7月〜12月の半年間、鹿児島県南九州市頴娃町にあるオコソコという会社でインターンをしました。
今回はその半年間を振り返って、関わってくれた人のために、そして自分のためにも、私が半年間で学んだ3つのことと私のこれからについて書きたいと思います。

私が頴娃町に辿り着くまで

大野岳からの景色

 まずは少し私自身について、半年間のインターンに至るまでの経緯ときっかけを簡単に説明します!

 昨年2021年3月に広島の大学を卒業し、内定先の入社時期を選択できる制度で入社は今年2022年からに。入社を先延ばしにして、卒業〜入社までの約1年弱をギャップイヤーにしました。

なぜその選択をしたかというと理由は2つ
①大学時代にやり残したことを気が済むまでやりたかった
②大学卒業→入社というレールに乗ることに漠然と疑問を感じていた

 そんな理由で大学卒業後は地元であるここ鹿児島に戻ってきました。このめちゃめちゃにフリーな1年間をどう使おうか?社会に出る前に、制限なくやれるとしたら何をしてみたいのか?ちょうどそんなことを考えている時に、ちらっとテレビで見かけたのがここの会社でした。

 私自身、実際にリアルな現場に立たされて勉強できるような場所でインターンをしてみたかった、そんな願望があったことを前提に、ここからは少し真面目な話になってしまうのですが、、、

 私の軸に「地域と人を繋ぐ、人と人を繋ぐ」ことに携わりたいという思いがあります。具体的にいうと、そこにある価値(人も自然も文化も)に触れるきっかけがあって何か心に響くものがあれば、きっとその人の中で小さな繋がりができて、そこに思いを馳せたり、少し身近に感じれたり、より自分のこととして考えられるんじゃないかなあと。
 世の中にある社会問題も、最近取り立たされがちなSDGsの問題とかも、本当にあげればキリがないし全部解決できるわけではないのだけれど、当事者意識を持つことができれば社会は変えられるんじゃないかなあと。(めちゃめちゃ抽象的で淡い期待ですが、、笑)

 そんな思いがあって偶然見つけたこの会社。自分の軸と重なる部分があるような気がして『ここだ!!!』『ここで、この人から学びたい』そう思って意を決して直接メールを打ったのが始まりです。
 そんな感じで始まったインターン。早速ですが、その中で私が学んだ3つのことについて書いていきたいと思います。


その1 とにかく思い切ってやってみる

 一つ目の学びは「とにかく思い切ってやってみる」です。
 半年間のインターンで取り組んだのは次の3つ。

①観光宿泊事業部『古民家宿 ふたつや、』の運営
②プロジェクトデザイン事業部 TEALABO 南九州市と連携したお茶の事業
③プロジェクトデザイン事業部 RITOLAB 鹿児島県離島文化経済圏という離島の事業

 特に①②はコミット率も高く、①は宿の掃除からリブランディングワークまで幅広く経験できて、②では人生初の取材とライターの経験をしました。

ふたつや、鬼のリブランディングMTG前

 ただ、インターンが始まった最初の1ヶ月は何も分からず、「冷たいお茶準備しといて」と言われただけであたふたしてまともに準備できなかったほど。今振り返ると、話し合いで求められる発言も自分の行動にも、周りの反応を気にして自信がなかった。これでいいんだろうか?間違ってないだろうか?そんなことばっかり考えていたような気がします。

 それでも、やること・やらないといけないことが少しずつ増えてきて、環境にも少しずつ慣れ、ある日ふと「自信がなくても思い切ってやった方が結果オーライになる。間違ってた時はその時考えよう」そっちの方が断然前向きに取り組めそうじゃないかと。

 できるか自信はないけど、やります!できます!と思い切って言ってやってみる。気になる人がいたら思い切って連絡をとって会いに行く。やりたいと思うことは言い訳を作らずにすぐやる。とにかく思い切ってやってみることで、だめだったときは次に活きる学びに、成功したときは自分でもできるという自信と次につながる新しい発見を得れることに気付きました。

RITOLABセイルミーティングにて

 例えば、Tealabの取材や記事を書くのも最初のうちは正直全く分からなかったのですが、「やるしかないからやろう」と腹を括ってやってみて、案の定突き返されたことがありました(笑)その時一番に思ったのは純粋に悔しいという気持ち。
 ただその時に社長が伝えてくれたことややり方は全てが学びで、それがあったからこそ、最後まで投げ出すことなくやってやろうという気持ちになりました。今思えば、インターンをお願いするためにメールを打った時も「思いきってやってみた」それに尽きるような気がします。

Tealab取材記事作成中の一部

 だから、「思い切ってとにかくやってみる」これは私にとっての大きな学び。
ちなみにTealabでは合計で5つの記事を書かせてもらいました。よかったらみて見てください。(noteに載っています。以下公開順に記載)

【以下各種リンク】
①ふたつや、HPはこちら
 ふたつや、Instagramは
こちら

②TEALABO Instagramは
こちら
 TEALABO-noteは
こちら
■「茶畑の風景を残したい」想いの裏側とは-小磯製茶 小磯雅一さん- 
記事はこちら
■「信用を創るということ」唯一無二の存在として覚悟-知覧心茶堂 東垂水良世さん- 
記事はこちら
■「お茶の人も成長する為には環境作りが全て」その想いに至った経緯とは-前原製茶 前原翔太さん- 
記事はこちら
■「最高のお茶をつくる私の流儀」-グリーンティ折尾 折尾俊一さん- 
記事はこちら
■「すべては未来への種蒔き」未来を前向きに捉え続けるわけとは-浮辺製茶(お茶の春一番)山口浩一さん- 
記事はこちら

③RITOLAB-noteは
こちら


その2 全ての決断と行動に理由を持つ

つけていたインターン日誌:9月の月間目標

 とにかく思いっきりやってみた、その中でもインターンを通して『苦手だな』と最後まで感じていたことがあります。
 それは自分の考えや思いを自分の言葉で伝えるということ

 伝えるといっても、言葉そのものだけではなく、伝えようとする姿勢だったり勢い・伝え方の問題です。インターンの中では、
・あなたはどう思う?
・どう思った?
・なぜそうしたのか?そう思うのか?
意見を求められる機会が常々ありました。

 その度に、えーーっと、、ちょっと待ってくださいの繰り返し。自分でもうんざりするほど、自分の考えさえ伝えられないことが多くて、悔しかった。そんなことばっかりだったので、いつの間にか聞かれたとき用の答えを考えながら行動するようになりました。
 もちろん「とにかく思い切ってやってみる」マインドなんですが、なぜそうしたのか?その時どう思ったのか?主張と理由を考える。つまり、なんとなくをなくすこと。
 少しびくびくしながらも、考える習慣がつくようになったおかげで、自分の考えを少しは言葉にできるようになりました。(まだまだですが、、)

 そして何より、自分自身だけではなくて周りの物事に対してもその視点を持つことができるようになったんじゃないかなと思います。

  図で説明するとこんな感じ(笑)
 物事に対して、なぜそうなっているのか?本当の原因はどこなのか?やり方はそれでいいのか?いろんな視点で見る姿勢が身についたという感じです。

 一見超当たり前のことなのですが、自分のことについても周りの物事に関しても「なぜ?」という視点を持ち続けれるようになったのかなあと。これはまだまだ課題点が沢山だからこそ、気付けてよかった学びです。


その3   社会はこんなに面白い

Tealab取材中

 学んだことその3は、「社会はこんなに面白いんだ」ということ。3つ目にして最大の学びです。毎日というとちょっと嘘っぽいですが、インターン中は本当に楽しかったです。一つ一つが新鮮で、「うわあああ!」「おもしろいいいいい!!!!」と心の中で叫んでました。

 例えば、会社のオフィスにはもう一つ別の会社が入っていて、私は2人の社長に挟まれて仕事をしました。ある時は、東京にある会社の人が宿に泊まりにやってきて一緒に芋洗いをしながら話をしたり、ある時はイベントに出店したり、直接生産者さんの話を聞いたり、社長についていって自分ではすぐに会えないような人に会えたり、本当にあげればキリがないほど、あらゆる業界のあらゆる人と出会って話して、社会の仕組みだったり物事の裏側だったり、ここに来なかったら、ここにいなかったら知れなかったことを毎日毎日学ばせてもらえました。

 何が言いたいかというと、
「とにかく毎日新鮮で刺激的だった」
「自分が知らなかった世界をたくさん見せてもらえた」

ということ。

 もちろんプラスな面ばかりではないのは承知の上で、私に「社会ってこんなに面白いんだ」と思わせてくれた、そのくらい色々な景色を見させてもらえたことに感謝でいっぱいです。それを直に経験させてもらえたことは、私がこのインターンでおそらく1番求めていたもので、1番の学びだったなと振り返りながら改めて感じています。そのおかげで、

私は将来どんなことをどんな人とやりたいのか?
私は将来どんな人になりたいのか?

 今まで漠然としていたイメージがより具体的になりました。自分自身と社会と人と、たっぷり時間をかけて向き合えたんじゃないかなあと。自分が得意なことや不得意なことを以前より明確に認識できるようになったのも、このインターンでの経験があってこそです。

会いたいと思われる人になる

 このインターンを終えて総じて思うことは、誰にもはできない経験をさせてもらえたなということです。そして、自分の選択を心の底から良かったと思えていること

 私がインターン中に掲げていた目標の一つに、刺激的な人100人と会うという目標があって、その中の1人に言われた言葉でとても刺さったものがあります。それは

『会いたいと思われる人にならなきゃだめだよ』

 という言葉。たくさんの人に会って、いろんな仕事があることを知って、じゃあ自分はどうしたいんだろう?と迷走している時期に言われたこともあって、本当にグサリとささりました。
 でも、本当にその通りで、私が会いたいと思った人はみんな魅力的で、人に会いたいと思わせてワクワクさせる人だったなぁと。

 来月からは新しい場所で新しい生活が始まります。クラさん(社長)からは『夢を忘れないで欲しい』と言われました。環境や現状を言い訳にするのではなく、本当に自分がやりたいことを見極めて諦めない自分でいたいなあと。その延長線上で、誰かに会いたいと思われる人になっていられるように

 関わってくれた全ての人と、この貴重なチャンスをくれたクラさん、そして会社のスタッフに感謝を込めて、前に進みます。この場を借りて、本当に本当にありがとうございました。


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