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きっと、月のせいじゃない

ここ最近、いろんな作品でよく聞く気がする

夏目漱石の「月が綺麗ですね」

韓国ドラマ「ロマンスは別冊付録」でも作家であり編集者である主人公の
告白シーンに使われていた。


元々は、年上のヒロインが昔教えてくれたその言葉の意味を
(お互い意味がわかっている上で)敢えて使うことで、

ずっと伝えることができなかった自分の気持ちを伝える、
告白だよ。と伝える大事なシーンになっていた。


愛の告白に空を使ったことも使われたことも記憶にないけれど、

星空を見て綺麗だなあとか、いろんな思いを空に映すことはある。

月も同じで、綺麗だなあとか大きいなあとか今日はなにか特別に見える、とか
どれくらいが普通かはわからないけれど、
きっと多くも少なくもないくらい、ときどき油断して思いを映してしまい
気づくと月が滲んでいる・・・
それくらいには、月を見ている。

ただ、満月の力云々、とかいうのはあまり考えたことがなかった。

占いとか風水とかと同じで、月のパワーというものをすごく気にする人もいる。

いつも目に見えないものに囚われて捉えどころのないことばかり考えているくせに
私は、月に限らず占いとか風水とかそういうものに疎い。

だから、少し前に何か気持ちが落ち着かないな、と思ったときに
「満月だからじゃない?」と言われたときにはっとした。

そういうことがあるのか・・・と調べてみると、
ほんとだ、満月のエネルギーで気持ちが高揚したり、緊張したり
影響しているのかもしれない、いろんなことがあると知った。


満月の今日はどうだっただろう。
とても落ち着いた穏やかな日だったなあ、とあまり影響はないように
思うのがどこか寂しく、月とわたしを結んで考えるのは悪くないなと、
曇って見えないその人を見上げて、思ったりした。


画像は、満月の夜の割合はこれくらい?
マーク・ロスコの絵からお借りしました。

そういえば、韓国はマーク・ロスコも好きな気がします。
数年前にソウルで世界で3箇所しかやらないという結構大きなロスコ展があって
張り切って観に行ったのですが、
最終日近かったこともあったのか、人が多くてびっくりしたのを覚えています。

前述の「ロマンスは別冊付録」の中でも出版社の社内どこかに
額に入れておいてあるのを見たような。








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