もったいない!は、楽しい! #07

皆さんはじめまして

せとかわデニムプロジェクトメンバーのなつきです。

前々回のなつみさん同様、私も結婚を機に岡山県井原市で暮らしています。

井原市はデニムの産地であり、また、嫁ぎ先がデニムの染料工場ということもあって、
このプロジェクトがせとうちのB反デニムを使う企画と聞き、
私に何が出来るのかも考えずに飛びこんでしまいました。


もったいない!


この企画は、本来なら破棄されてしまうデニムのB反の再利用を考えるという
"もったいない"が原動力の企画です。


数十cm織にムラがあるんだよなあ

ここがぶつっと盛り上がっちゃってるなあ

なんかここだけ生地が厚いなあ


それだけの理由ではじかれてしまう何十メートルもの布。
そう聞くと、それは勿体ない!と誰もが思うんじゃないでしょうか?
それ以外は綺麗な布なのに。


でも、それって私達の日常でも似たような事、ありませんか?


なんでも楽しんでみたり


去年の流行りだからこのカットソーはもう着ないなあ捨てちゃおうか。断捨離!断捨離!

ちょっと角が剥げちゃったからもう使わないなあ。なんか汚く見えるし

この靴下、親指のところにちょっと穴が空いたからもう履けないなあ

このきゅうり、ちょっと変な曲がり方してるから気持ち悪いなあ、、
まっすぐなやつ買おう


などなど


なんだか、"ちょっと"のマイナスの部分だけを見過ぎてしまっているのかもしれません。


いつのまにか消費者である私達は、
同じであること
キレイであること
に、慣れすぎてしまっているのではないでしょうか。


見方を変えれば、、、?


今年はこの形流行りじゃないけど、これお気に入りなんだよなあ。
上にパーカー着れば、なかなかいけるんじゃない?


とか、


ちょっと曲がってたってきゅうりはきゅうりだし、この子の個性ね。
この曲線を活かして切ってみよう!
どうやったらいいかな?

って、考えてみたり


穴が空いたんだったら、ちょちょっと縫ってみるか。

あれ?そういえば針と糸なんて使うの家庭科の授業以来?!
うわ〜この裁縫セット、小学校のときのやつそのまんま置いてたんだった!

なんて、懐かしい発見があるかもしれません。


あら?なんでも楽しんでしまえば、マイナスなんて無くなっちゃうのかもしれませんね。


みんなで色んなことを少しずつ楽しめば、
織りムラも個性ねステキね
ってなって、

そしたら、もしかしたらB反も無くなって、

もっともっと、もしかしたら、

ゴミが減ってこの私達のせとうちの海も
どんどんキレイになっていくかもしれません。


楽しいし、キレイになる


こんなハッピーなことってありませんよね?

この企画が、皆さんのハッピー探しのきっかけになればこれ以上嬉しい楽しいことはありません。

さあ一緒に、目の前にある"ちょっと"を、
楽しんでみましょ〜ッ^^


今日の書き手:なつき
兵庫県神戸市出身、岡山県井原市在住。
インポートブティックで販売員をした後、芸術家のアトリエでペイントスタッフや、新規プロジェクト立ち上げに携わる。
現在はグラフィックデザインや、アクセサリーを企画・製作。1児の母。

最後まで読んでくださりありがとうございます!いただいたサポートはこれからの活動のために活用させていただきます。