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出会えてよかった。 村上真理恵

この記事は2018年11月1日に投稿されたものです。
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東北福祉大学2年生の村上真理恵です。🌼
私は、毎年クリスマスになると全世帯にサンタさんがやってくる、岩手県陸前高田市の広田町で生まれ育ちました。大学に入学してすぐにSETメンバーになり、2年目の今年はたかぷろ18のリーダーとして日々がんばっています!

「人のためになにかしたい」

2011年の東日本大震災を経験した広田町の中学生の想いから、2014年に「高田と僕らの未来開拓プロジェクト(通称たかぷろ)」が立ち上がりました。

私も当時、大学生にその想いを伝えた一人です。

私を含め、広田の子は人に自分の想いを伝えるのがあまり上手でありません。
そんな中高生たちが、今の自分のありったけの想いを伝える。

これがたかぷろに出会ってできるようになったことです。

たかぷろは、気仙管内に住む中高生と、東京などの首都圏・仙台に住む大学生が、
共に町と自分自身の未来を考え、アクションを起こします。

とまぁ少し難しく説明してみましたが、

とにかく面白いんですよ。
何が面白いかって、全部が楽しい!!笑

高校生の時、私たちにとって当たり前じゃなかった“大学生”といろんな話をしたり一緒に遊んだり、いっぱい考えたりしました。

出会う人や考え方がどれも新しくて、全部が初めてだという面白さと、
田舎を知らない大学生が、地元の人は気づくことができない広田町の良さに気づき、全力で感動してくれる嬉しさと、
中高生の名前を呼んでくれて、「また会いたい!」と本当に会いに来てくれる喜びと、
プロジェクトを通して知る、企画の大変さと達成感と。

たくさんの感情に出会うことができました。

(2014年に初めてたかぷろサンタになった時の様子)

そして大学生になって、大学生メンバーとしてたかぷろを続けました。

大学生は思ったより大変でした〜。笑

中高生のときよりやることが多いんですよ。そりゃそうなんですけど。笑
でもその分、中高生のときより価値を実感できて、また違った面白さを楽しんでいます。
そしてたかぷろの素晴らしさを胸を張って言えます!

だから私は、私が中高生のときにたかぷろを通してたくさんの人や感情に出会ったみたいに、
今の中高生にもたくさんの可能性に出会って欲しい。そう思って今も活動しています。

どんな田舎に生まれても、あなたの可能性を心から信じている。

そう伝えてくれるような大学生と町の人のあたたかい眼差しを、
今度は、広田町という町に生まれ育ってそのあたたかさを知った私が私なりに伝えていきたいんです。

「出会えてよかった。」

冬たかぷろ18サンタプロジェクトが終わったとき、
きっとこう思って笑う仲間たちの顔が想像できます。

絶対成功させたい。

今年色の最高にはっぴーで愛のこもったクリスマスを、たくさんの人と一緒に創っていきたいと思います。

(2017年のサンタで円陣を組んでいる様子)

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