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広田町に笑顔を。日本に希望を。 高田紘佑

この記事は2018年5月19日に投稿されたものです。
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高田紘佑(タカダ コウスケ)と申します。
Change Maker Study Program 2017年春・20期参加者 / 2017年夏・STAFF、
2017年冬・たかぷろサンタ参加者
として、これまで広田町で活動してきました。

慶應義塾大学4年(※執筆当時)で、幼少期から今に至るまでサッカーを続けています!

大学3年の春休み、就職活動の真っただ中に、私はこの広田町に出会いました。
最初は、気分転換に綺麗な空気を吸いに、田舎に行こう程度に思っていたはずなのに、気付けば、広田町が自分の中でかけがえのないものになっていました。

 
都会と違ってないものばかりだし、町の人は、何をするわけでもなく、ただゆっくりと時を過ごしているだけなのに、こんなにも居心地のいい場所があるとは思いもしませんでした。
町の人たちの、屈託のない笑顔を見ているだけで、なんだかとても幸せな気分になるんですよね。

「なんでこんな、何もない町に来るんだー」と言いながら、でも、大学生が来ることを喜んでくれて、共に笑い合ってるだけで、なんだか温かいパワーをもらえる、おばあちゃん。
「どーも」と扉を開けると「誰だ誰だ、呼んでねえぞ」とふざけ半分で迎えてくれて、楽しそうに、くだらない話をし合える、おっちゃん。

受け入れてもらえないこと、上手くいかないこともあるけれど、それでも、もっともっとあの人たちの笑顔が見たい、いつまでも元気であってほしいと心の底から思うからこそ、この町の為に何ができるか、どうすればよいのかを考え続けて、諦めたくなるようなことにもトライできたのだなと改めて、思います。

この4月からは、広田町とは違う舞台で、社会人として働く事になります。
それでも、あの人たちに元気を届けたい、あの人たちの笑顔を見たい、その想いは変わりません。

 
そして、広田町だけでなく、日本全体に希望を届けたい、今はそんな風に思っています。
きっとそうすることが誰かの笑顔に繋がるし、絶対に誰かの明日への一歩に繋がるから。
広田町で、たくさんのかけがえのない人たちに出会えたからこそ、あの、幸せそうな笑顔を、日本各地で生み出していきたい、とそう強く思っています。
広田町での出会いに、本当に本当に感謝しています。いつかきっと、また会えるのを楽しみにしています。
【私のベスト広田ピクチャー】

 
広田町で出会った、大切な人の一人、絹子さん。

足を運ぶだけで、かわいらしい笑顔で出迎えてくれて、ほっこりとした気持ちになります。

「最近、息子を亡くして気を落としていたけど、来てくれるだけで嬉しくて、元気が出てきたよ。実の息子だと思ってるからね」という言葉をもらって、本当にこの町に来てよかったと実感しました。これからも希望を届けられる人間でありたい、と思わせてくれた方です!!

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