品品喫茶譚第92回『神戸 ファイン』
ファインに入り、私たちは今夜の凡夜READING CLUBトークパートの打ち合わせをする。と共に、とにかく一息つきたい心持ち。
三月も半ばを過ぎると、みるみる春が顔を出し始める。この日もそんなかんじで、元町のアーケードを歩いているうちに二人とも結構暑い、喉が渇いた、流石に早すぎるかもしれないけれど、ここは冷たいやつを一発決めたい、という精神状態になっており、たとえばアイス珈琲、たとえばソーダ水など、数多ある冷たいドリンクの中からお互いにレモンスカッシュをチョイスした。二人して