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住宅ローンのあれこれ

これからずっと住み続けたい街が見つかった時、自分の人生を考えた時、売買物件という選択肢があることに気付きます。初めて ”家を買う” ときの疑問や不安を少しでも取り除くお手伝いのひとつとして、売買にまつわるコラムを始めました。この連載では「リノベーション物件を購入する!」という想定で、せたがやクラソンのさいとうが売買のことを話していきます。

はじめに:せたがやクラソンの売買


住まい探しの中で、立地や広さ、近隣環境などの条件は、安心して快適な暮らしを得る上でとても大事なこと。せたがやクラソンでは、皆さんの条件や希望をじっくりお聞きすることを大切にお部屋探しをしていますが、同レベルで大事なことがもうひとつあります。

それは、人生設計に関わる資金計画など『お金』のこと!


今回は、その中でも特に質問が多い『住宅ローン』について。
住宅を購入するにあたり、一括で支払える手持ち金がない限り、ほとんどの方は住宅ローンを利用することになります。『住宅ローン』とは、分かりやすく言うと「家を買うために銀行からお金を借り、少しずつ返済していくお約束」のこと。

銀行ごとにローンの商品などが異なり、ご自身の人生設計(ライフプラン)に合った返済プランやローン商品を決め審査などを経てローンを組み、住宅を購入することになります。


まずは、銀行選び

住宅ローンを選ぶにあたって、まずは銀行を選ぶことろから始まります。
ざっくりですが主に銀行には、auじぶん銀行、PayPay銀行などのネット銀行と、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行のメガバンクがあります。

昨今種類が増えているネット銀行は、オンラインで手軽に手続きができて、金利は低めに設定されていますが、その分審査が厳しい傾向に。
対してメガバンクは、ネット銀行と比べ金利は高めになりますが、対面で相談ができ、自分に合ったローン商品の提案や返済計画を一緒に考えてくれるなど、それぞれにメリット・デメリットがあったりします。

銀行によってはリフォーム代金も一緒に借り入れができる「リフォーム一体型」なんてローン商品もあるので、買ってから自分好みの部屋にリノベーションしたいという方は要チェック!

手始めに、まずは既に口座を持っている銀行や、お付き合いのある銀行から相談に行ってみるのがおすすめ。どの銀行に相談したらいいのかわからない…という時には、私たちと付き合いがある銀行さんをご紹介する事もできますので、お気軽にご相談ください。


金利って結局は何者?

先ほどチラっと出てきた『金利』ですが、ローンとは切っても切れない重要なワードです。金利を例えて言うなら「お金を貸してくれた銀行に対するお礼金」ようなもの。このお礼金が銀行によって異なるのです。

実際に毎月返済する金額は
元本(実際に借りたお金) + 利子(金利により上下する)
となるのです。

また、毎年の利子をいくら支払うかは「ローン残高 × 金利」で求められます。例えば、ローン残高が3,000万円で0.5%の金利だとしたら、年間の利子は3,000万円 × 0.5% = 15万円となります。それを12ヶ月で割ると、利子は毎月1.25万円という計算に。

つまり、金利が低いほうが総返済額は低くなるので、金利は低いに越したことはない!と言えます。当然と言えば、当然ですね。


あなたは変動金利派?固定金利派? 

さて、銀行は自分で選ぶこともわかった、金利のこともわかったところで次に出てくるのが「金利のタイプ」。住宅ローンの金利には、主に「変動金利」と「固定金利」ふたつのタイプがあります。

変動金利は、返済期間中定期的に金利が変動します。
現在では、固定金利より金利が低めに設定されているので、金利が上昇しない限り低金利で逃げ切れるかもしれないし、社会情勢等により金利が上昇すれば返済が苦しくなるリスクもあります。ですので、共働きだったり資金繰りに余裕がある方、また貯金が得意な方におすすめのタイプです。

固定金利は、返済期間中金利が変動せず固定されます。
あらかじめ決められた期間金利が固定されるので、変動のリスクを怖がる必要がなくなります。変動金利に比べ高い金利にはなりますが、資金計画が立てやすく、お子さんの受験で想定外の出費が予想される方、車のローンの支払いもある方、仕事で貯金が苦手という方にはこちらがおすすめです。

また、最初に設定した一定期間だけ金利が固定され、期間終了後に自動的に変動金利に変更となる「固定金利選択型」もありますが、上記のどちらかを選ぶのが一般的です。

現在の金利の数字を見ると、変動金利の方が圧倒的に低く、一昨年までは変動金利を選ぶ方が約7割(令和3年度 民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書参照)でした。

しかし、先ほども言いましたが、金利は景気に連動して上下します。

これまでは、住まいの購入にあたり、いくつまで働けるだろうか?と自問自答して30~35年のローンを組む方が多かったそうです。
でもこれからの時代、20年もあれば経済状況が大きく変わるのは、容易に想像できます。新種の感染症が流行したり、戦争で物価が大きく上がり、100円だったマックのハンバーガーが170円になることなんて誰が予想できたでしょうか。(いや…結構マックは変わったか…)

2023年1月に固定金利の値上げが発表されました。変動金利は過去20年間ほぼ動きはありませんが、今後の20年はどうなるか分かりません。きっと、変動金利を選んで住宅を購入した方々は、黒田総裁がなんて言うだろうか?とヒヤヒヤしているはず。なので、今だからこその極端な話ですが、変動金利を選択した以上どれだけ金利を上げられようと払うしかない…!となるので、私は固定金利がおすすめです!

ついこの間、銀行員の方ともお話したのですが、最近は固定金利を選択する人が増えてきたと言っていました。皆さん、今だけじゃなくこれからのことを考えて選択しているんでしょうね。

ということで、今回は銀行や金利のことについて簡単に説明してみました。
今回お話した以外にもローンを扱っている金融機関は多く、ローン商品の内容も実にさまざま。それぞれのメリット・デメリットを把握して、ご自身の生活や性格をじっくり深掘りし、自分に最適なローンをお選びください!

せたがやクラソン さいとう

◎ せたがやクラソン
世田谷のお部屋を掲載しているサイト。紹介する物件は、世田谷に住み暮らすスタッフが実際に現地を訪れ、撮影・レポートを行っています。
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