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好きこそものの上手なれ

タイトルのことわざは、私の好きな言葉です。子どもたちを見ていても、好きなことであればどんどん実力を伸ばしていけるものだと感じます。

小学2年生の次女は、1歳の頃から「なまえずかん」という音の出る本に熱中して、まったく飽きる気配がありませんでした。ひらがなを覚えるのも早く、今はもう小学校の学習漢字はほとんど読めるようです(書く方はあまり得意ではありませんが)。活字を読んで知識を増やすのが楽しくてたまらないのです。

一方、興味のないことはやりたくないらしく、スポーツに関しては保育園時代からサボり倒していました。自転車に乗れるようになりたいとも思わないようで、練習用に補助輪を付けたもののそれっきりです。

思い返せば、私も似たようなところがありました。好きなことなら頑張れるのですが、苦手を克服しようという気にはならないのです。

そして、この傾向は今になっても変わりません。勉強は好きですが、それは興味のある分野に限ったことです。自分は勉強家だとは思いますが、努力家だとはまったく思いません。

例えば、世界史の勉強やnoteの記事執筆は私にとっては努力ではないのです。しんどいなと思うことはありますが、苦しさよりも楽しさの方が圧倒的に上回っています。

もちろん、嫌なことを頑張らなければならない時もあります。ただ、それは努力の先に自分が求めるものがある場合に限っても良いのではないでしょうか。みんなができるからできるようになりたいと努力するのは意義のあることで、それなりの成果が出るはずです。しかし、みんなができることでも自分はできなくてもいいと思うのであれば、無理に頑張る必要はないでしょう。

人生は一度きりで、しかも不慮の事故などで強制終了になる可能性は常にあります。だから、なるべく好きなこと、得意なことをして生きようというのが、今の私の考えです。

子どもたちに対しても、自分の意思を押しつける気はありません。本人が頑張りたいことを頑張ってくれたらいいと思っています。その先に、彼女たちの豊かな人生があるでしょうから。

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