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弱キャラ友崎くん 短編「とある買い物にて」感想

※短編「とある買い物にて」のネタバレがあります。読んでない方はご注意を。

◼️選んだ理由
私が、弱キャラ友崎くんの中でも好きなお話を挙げるとしたら、まず「とある買い物にて」を挙げるだろう。
この短編は、弱キャラ友崎くんの見所が詰まっており、読んだことがない人にもオススメしたいお話になっているからだ。

とはいえ、もちろん本編がこの先どのように進むのか楽しみにしている。
では、好きな理由として大まかに3点に絞ってお伝えしようと思う。

①友崎と日南の関係性と距離感
「とある買い物にて」では、冬服のコーディネートがメインとなるお話だ。
登場人物は友崎と日南の2人のみ。本編でも、2人でいるシーンは当然だか朝の会議で見られる。しかし、目標が絡むと、その他のヒロインや友人達と絡むことになるため、なかなか2人きりという訳にはいかない。
このラノベでの見所は、友崎と日南の関係性や距離感にあると考える。
マタファミ国内1位と2位、弟子と師匠、弱キャラと強キャラ…いろいろな関係性が見て取れるのだが、その距離感のなかでの会話が好きなのだ。特に、日南が友崎をからかっている描写が良い。師匠を越えようとする友崎も好きだ。それに、恋愛関係にもいかない2人…笑
そして、この短編でも、師匠が弟子に教える中でゲームの例えになると互いの共有や理解が早まるところは"友崎くんらしさ"と感じる。

②友崎の成長や目標に向かう姿勢
以前はマネキンが着ていた服をそのまま購入し、ファッション用語を覚えた友崎が、今回は自分でコーディネートを考え、覚えた用語を思い出しながら話そうとする姿勢は、大きく成長しているだろう。
この点からも、"弱キャラ"でない自分になるという成長物語として、この作品の見所の一つとして考えれば、この短編にも入っているのである。
まぁ、それでも日南にダメ出しはされているのだが…笑
この作品の特徴が、友崎の成長物語であるならば、この短編をオススメする理由にはなるだろう。

③イラスト
フライ先生は、天才です…
たくさんあるイラストの中でも、このイラストが私は1番好きなのです!!
秋冬の服を着ている2人。凄く似合ってますよね!
なに、この休日感…
皆さん、この2人、恋人じゃないんですよ!笑
このイラストから、①でお伝えした関係性が見てとれるのです!
はよ、グッズ化はよー!

◼️最後に
本編では、たくさんの登場人物が出て、友崎と絡んでいきます。そして、目標クリアに奮闘する友崎を応援する楽しみもありますが、今回の「とある買い物にて」のような、日南と2人だけの時間で、課題をクリアする姿もまたこの作品の楽しみ方の一つではないでしょうか。
2人だけで課題に取り組む短編がもっと読みたいのです。笑

屋久ユウキ先生、いつもTwitterで"いいね"して頂き、ありがとうございます。

では、また。

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