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#30 大学院1年目が終わりに近づき

 久しぶりの投稿です。

 大学院に入学してから、1年が経とうとしています。
結論から言うと、この1年間、本当に困難だらけでした。

 研究のテーマや方法がある程度は定まった状態でスタートした大学院生活でしたが、いざ研究を始めるとなると、本当に上手くいかない事だらけです。
研究テーマを深堀りしていくほど、「いや、これはどうなのだろう(これを以て自身が他者に説明したとは言えないのでは。根拠としてこの文献を以て説明するだけでは不足しているのでは。)」といった事が沢山出てきてしまい、どう説得力ある内容としていけば良いものか…
そういった事があまりにも多く、研究の妥当性に疑問の残る事だらけ、それを解決する具体的手立てを十分に見出だせない事だらけです。
研究指導教員と相談したり、同じゼミの方と連絡を取り合ったり、身近にいる諸先輩方に相談をしてみたり、それでも足りなければChatGPTにどうすれば良いか質問してみたり…といった具合です。
4月からは後輩となる方々が入学される訳ですが、こんな状態で顔向けできるとは思えません。この1年間、どう結果に繋げたの?という部分が大きく、自身を大学院生と名乗る事すら恐れ多いものです。

 ただ、大学院に入学するまでは持ってなかった考え方は身についたと思います。
 一つは、根拠を大切にする点です。何かを説明しようとする時、それが個々の経験に基づくものなのか、それとも、量的な観点、一般化されたものであるのかなど、物事を点で追わずに判断する習慣が、ついてきた気がします。
根拠と言うと、当てはめようと思えばいくらでも当てはめる事ができてしまいます。しかし、個々の経験であれば、一部においては一般化可能なものもあるかもしれませんが、個々の条件や、個人の思想によっても大きく左右するものです。
 また、情報通信技術を積極的に使おうとするようにもなりました。文献収集にあたっては、インターネット図書館を活用する事を教わってきましたが、ChatGPTでピンポイントに論文をサーチできないかと試みたところ、割とこの方法が良かったです。この点、大学院入学当初よりも飛躍的に学習効率が上がったと思います。分析ツールについても検討をしているところです。
 あと、「本当にそうかな?例えば、こうだと?」の考えが強くなりました。これはきっと、疑問に感じるべき要素とは何かを調べる中で、どういった観点で物事を見るか学んだからなのかもしれません。ただ、まだ不十分だなと感じています。

 研究の妥当性に対し疑問が多く残る研究ではありますが、その辺りを少しでも努力して解決しようと試みた部分を、中間報告では発表できるようにしたいというのが現状の目標です。
あとは渉外を上手くやることです。
ここがとても大事。

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