見出し画像

#33 大学に訪問して

 先日、大学でお世話になった先生に現状報告と修士論文についての助言を頂きに行きました。
当初は1時間程度のお話ができればと考えていたのですが、話したい事が多すぎて、気づいたら2時間半も話をしていました。
在学生でもないのに、これだけのお時間を取らせてしまった事は大変恐縮ではあります。しかし、非常に有意義な時間を送らせていただく事ができました。
いや、いくらでも時間があるなら、2時間半どころか、1日かけても足りないくらい…というのはここだけの話です。

 もう随分と前に大学を卒業して、教員となった他の仲間たちの中でも、教員を辞めて違う道に進んだ人もいるという事でしたが、
 「大学を卒業してから8年が経ちますが、大学時代に受けた指導が、8年を経った今もこうして繋がっている事に、嬉しく思います」とお言葉を頂きました。

 当時は、高校での通級が開始されたばかりの頃でした。また、学内でも特別支援学校教諭を目指す人もいましたが、特別支援の考えは、少し意識されているかな程度の印象でした。
私自身は、通常学校の特別支援教育について、現場ではどのような考えの人たちがいて、どういった制度がどのように機能し、指導がどう展開されて、それに対し、自身はどう考えるかといった事に重きをおいて、この職に身を置こうと考えていました。
組織の中にいなくても、通常学校と支援学校との人事交流制度や、文科省が公開する情報から、どのような課題があるかは何となく理解していたつもりでした。
しかし、実際に組織の中にいるとそれ以上に、良い面も課題も、非常によく見えるものです。実際に経験しなければ、どうより良くするかも、課題を解決するかも、机上の空論で終わるなと思うのです。
折り返し地点近くまできて、では次はその経験に対し、自身がどう考えを表現していくか、といった局面に差し掛かっている事を感じます。

 大学教員になると仮定した場合についての助言もいただきました。
現状、実務家教員として大学教員になる道はあるものの、年齢的なハードルも見られるという意見でした。
私自身、まずは論文を書けなければ話にならないので、論文を書くための指導を受けられる環境に身を置く事が優先事項かなと考えています。それに加え、より幅広い経験を積むのです。
 また、教育管理職を経験した人の傾向として組織マネジメント的な視点での指導傾向がある事、専門性に対する知見をどう見せていくか、などの具体的なお話も聞かせていただきました。

 まずは修士論文を完成させる。論文の着地点を自分の中に落とし込めるようにする。そこが目標です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?