【SES営業】トラブル対応のイロハ
車の交通事故がゼロにならないように、SES営業にもトラブルはつきもの。
「なんでこんなこと起きるんだ」と、言いたくなることが、しょっちゅうあります。幸か不幸か、そこそこの事例を見てきました。
トラブル対応でメンタルやられそうなときの、心の友を置いておきます。
SES営業のトラブル4大要素
大きく分けて4つです。8年前からこれはかわりありません。
勤怠不良
報連相過不足
業務遅延
ビジネスマナー
トラブル対応フロー
案件元→自社→人材元→エンジニアの場合。
1、クレーム発生して、案件元から怒られます。だいたい寝耳に水で、平謝りです。
2、人材元に連携します。人材元から本人へ、事実確認と原因と対策ついて、ヒアリングしてもらいます。
3、ヒアリング結果を案件元に連携し、経過観察です。
イレギュラーもありますが、基本的には上記1〜3の繰り返しです。
相手の溜飲を下げる誠意の見せ方
相手の温度が高いときは、沸点が低いときです。同じことを言うにしても、態度一つで、相手からの印象は上下します。
ここでお伝えしたいのは、相手の溜飲を下げる誠意の見せ方です。
即レス(2-3時間以内がベター)
具体的に謝罪する
Todoを提示する(期限付きが尚良)
テキスト+電話 or web で謝罪
落ち着き次第、菓子折りもって訪問謝罪
イレギュラーはありますが、基本的にこちらの5つです。これらの対応ができれば「次もお願いしますね」と言ってもらいやすいです。
SES営業におけるトラブル対応のゴール
一言でいえば「雨降って地固まる」が理想です。「またお願いしますね」って、状態まで持っていくのがミッションになります。
ワーストシナリオは「損害賠償+取引停止」です。両方はもちろん、片方でも対応失敗です。そうならないように、対応を進めていくのです。
防げるクレームと防げないクレーム
防げるクレームと防げないクレームがあります。そのポイントは営業起因か要員起因かでかわってきます。
防げないクレームは要員起因
遅刻をはじめとする勤怠不良
パフォーマンス不足
業務姿勢が悪い(前向きさが足りない)
社員採用もそうですが、働いてみないと分からないことってありますよね。採用までの面談回数が少なくて、面談時間も短い業務委託なんてまさにそうです。
離れたところで普段一緒に仕事をしてない人の問題をコントロールするのは難しいです。
そのために、参画後数カ月は1ヶ月更新で様子を見るのです。
防げるクレームは営業起因
営業から現場への報連相がない。エージェントとしてフォローしているように見えない。そのような案件元からの懸念は払拭できます。
自分たちの行動が不足している指摘は、行動を増やせば解決なのでシンプルです。
アラートを回収する
報連相の粒度を上げる
報連相の頻度を増やす
これらは、その日のうちにアクションできますよね。
BP企業の営業が「困ったさん」の場合
情報の粒度が荒い、連絡頻度が少ない、話が通じないなど、営業間で問題が発生した場合以下の対応が必要です。
先方上司を交えた面談
改善リクエスト
担当窓口の変更依頼
営業個人がパフォーマンスが低くても、企業として素晴らしい場合もあります。また人と人なので、相性が合わないこともあるんですよね。
その場合は、最短で問題解決するという観点から、変更依頼をあげるのも選択肢なのです。
自社の窓口を替えると早く終わる
もちろん自社にかけあって、自分たちが窓口を替えるのもありなんですよね。同じことを言うにしても、人を替えるだけで早く終わることがあります。
上司に代わるのスマートですが、同じレイヤーで変更するのも選択肢です。持久戦に入りそうなときは、戦略的な交代を視野に入れるのがオススメです。
まとめ
以上、トラブル対応のイロハでした。概要と対応フローを知るだけでも「そういうものだ」と少しは割り切れますよね。
つぎの一手を考える参考になれば幸いです。それでは!
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