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製造業イノベーション、忙しい問題を越えていけ

【この記事は構想 5日、まったり読むと 3分】

製造業は空前のイノベーションブームである。
なのに、誰もが忙しく働き、目の前のことで四苦八苦している。
この忙しい問題とその先を、実体験から話そう。
現在進行形の話だ。

・イノベーションブームとその実態
製造業は空前のイノベーションブームである。
自虐的に言うと、イノベーションを起こしたいブームである。
実態として、次々とイノベーションが起きているわけではない。
景気が良いわけではないので、現場は現状維持に四苦八苦している。
景気が良いわけではないので、国や会社のトップは、イノベーションを期待し、起こせと指示を出している。
僕からはそんな構図に見える。

・イノベーションの大敵、忙しい問題
イノベーションとは、iPhoneのように、社会にこれまでにない新しい価値を与えるということだ。
コツコツやる技術革新とは違うものだ。
簡単にイノベーションを起こせるはずはない。
本気で取り組む必要があるだろう。
ただ、現場は現状を維持する業務だけで忙しい状態である。
現場では、個人の努力として、業務をリスト化し、優先順位をつけて取り組んでいる人は多い。
それでも、残業を余儀なくされ、イノベーションを考える時間はない。
そして、多くの人は、忙しく働くことで、達成感を得てしまい、大きな不満にならない。
どことなく意味を感じずに、もやもやしてはいるが、行動を起こすには至らない。
これが根強い『忙しい問題』の実態だと思う。

・イノベーションの
人数は少ないが、イノベーションに向けて行動を起こす人達がいる。
僕もその一員だ。(行動を起こすまでに10年かかったが。。。)
行動を続けていれば、僅かだが、応援し合える存在に出会える。
人的ネットワークが生まれる。
僕レベルの能力では、現状を維持する業務を全てこなした上で、イノベーションに取り組むことはできない。
現状を維持する業務を、疎かにする覚悟が必要かもしれない。
人事評価は上がらないかもしれないが、仲間がいると、進んでいける。
幸いリストラされる心配は少ないし、いざとなれば転職することもできるだろう。

・イノベーションはゲームだ
会社の中で、イノベーションを起こそうとするのであれば、上層部と真っ向から対立してはいけない。
会社の資源を利用しようとする限りは、上との対話を諦めたらそこで試合終了である。
あえて戦う必要はない。
できるなら、黙って裏で進めよう。
アングラというやつだ。
必要なときは、何度でも上に説明しよう。
理不尽な思いもするが、ここは耐えよう。
僕もここで悪戦苦闘中である。
残念ながら、イノベーションの種はほとんど失敗する。
新しいことは、なぜかうまくいくと錯覚しがちだが、うまくいくことなんてほとんどない。
失敗して、軌道修正することの繰り返しだ。
失敗し続けても、楽しくやり続けられるようにしないといけない。
まずは、イノベーションはゲームだと捉えよう。
難易度の超絶高いゲームだ。
できなくて当然だと思わないと、やっていけない。
レベルを上げ、仲間を集め、装備を整え、何度でも立ち向かおう。
実は、上にも理解者がたくさんいる。
仲間にできたら百人力だ。
そんな感じでイノベーションゲームを楽しもう、攻略を楽しもう。

おさらい
・多くの人は、忙しい問題に勝てない
・イノベーションに向けて行動する人達もいる
・イノベーションゲームの攻略を楽しもう

半分は自分に言い聞かせた内容かもしれない。
読んでくれて、ありがとう。

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