読書リスト(2020年3月-5月)

だいぶ空いてしまった。自由になるためにフリーランスになったのに、こういう記事を書けなくなってしまうのは本当にまずいことだと思う。今月から頑張って復帰したい。あと、今回から論文も含めてこの単位でまとめていくことにする。分ける理由がないと気づいた。

橋本治『ぼくたちの近代史』

彼が全共闘のコピーを書いた話が気になって買ってみた。この人の影響力は、正直いまから見ると理解しづらいところがある。枕草子を当時の女子高生風の言葉で訳した桃尻語訳とか中学生の頃に読んで面白いなあと思ったけど、よくわからない。読んでみても結局あんまりわからなかった。

全共闘における女性(女子学生)について書いていたり、少しでも世代がズレると一気に運動に入っていけなくなったりする話が記されていて、重要だなとは思うのだけれど、自分が刺激的に読めるかというとそういう感じでもなかった。うまく書けないことを言葉にするというのはものすごく価値があると思うのだが、それをあとから自分のような半端な読者はデコードできなかったと考えると、むつかしいなと思う。

栗田隆子『ぼそぼそ声のフェミニズム』

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