寛解

少し前のことだけど、珍しくうまく眠れず、友達と通話するとかも気分じゃなくて、ただただダラダラしていた夜があった。タバコを吸う。CBDグミを食べる。イブを飲む。水を飲む。お香を焚く。小便をする。歯を磨く。ミツメやドゥルッティコラムを聴く。でも寝れない。

眠れない時間を過ごしていると、鬱のことを思い出す。ここでは何度も触れているけれども、ぼくの身体は2015年におかしくなった。布団から何日も起き上がれず、会社なんてもってのほかで、いろいろひどいことが起きた。これは2016年くらいまで続き、そのあとも、マシになったりひどくなったりを繰り返した。元気なときも、あのおそろしい日々がまた戻ってくるんじゃないかと考えるだけで不安な気持ちになった。

最近、少し変わってきた。一番の違いは、こういう感覚それ自体が懐かしいものになりつつあるということだ。鬱も、鬱になるかもしれないという不安も、どちらも少し距離が遠く感じる。肥満解消の目的ではじめた食生活の改善や軽い運動が、結果的に自分を鬱から遠ざけているように感じる。仕事の仕方も、以前に比べたらメリハリをつけられるようになったし、終わらせてから寝ないと詰むときに絶対終わらせるというような執拗さ、執着も戻ってきた。単純に、もうだいぶ時間が経ったね、という話かもしれないけど。

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