ヒドゥン・ダイバージェンスで見つかる絶好エントリーポイント
ヒドゥン・ダイバージェンス(hidden divergence)は、
あまり使い道がなさそうにみえますが、
絶好のエントリーポイントを作ってくれます。
それには、ヒドゥン・ダイバージェンスの特性を利用します。
その理由と方法について、ご説明したいと思います。
ダイバージェンスとは?
まず初めに、ダイバージェンスやヒドゥン・ダイバージェンスという言葉を聞きなれない、という方も多いかもしれませんで簡単にご説明します。
ダイバージェンスは、オシレーター系指標(RSIやMACD、ストキャスティクス等)でみられる勢いの逆行現象です。
価格が上昇するときにオシレータ―が上がるべきところで(上値が切り上がるべきところで)、下がる振る舞いになる現象です。(下降トレンドの場合はその逆です。)一般に、これが現れるとトレンド転換のサインだとされています。(厳密にいうと、可能性が高い、です。必ずしも転換するとは限りません。)
図の左側は、下降トレンドでRSI(図下側)下値が切り上がっている逆行現象です。この先で上昇トレンドに転換するというサインです。
右側は、上昇トレンドでRSI上値が切り下がっている逆行現象です。
この先で下降トレンドに転換するというサインです。
上値と下値の使い分けがややこしいですが、価格の進行方向に対して、逆側からフタで抑える(オシレーターの)力を見るイメージでみると覚えやすいのではないかと思います。
ヒドゥン・ダイバージェンスとは?
一方、ヒドゥン・ダイバージェンスは、ダイバージェンスと似ているのですが逆になります。価格が上昇中に安値が切り上がるところでオシレーターは下がります。この場合はトレンド継続のサインになります。
ダイバージェンスでは上側をみていますが、ヒドゥン・ダイバージェンスでは下側をみるという違いがあります。(下降トレンドではその逆です。)
この場合は、足場の強さをみるようなイメージが良いかもしれません。
通常はがっしりとした階段を踏み上げていくように上がりますが、
ヒドゥン・ダイバージェンスの時は跳び箱の踏切板のように沈んだ力をバネにして上がっていくようなイメージです。
下図は、下降トレンドのヒドゥン・ダイバージェンスの例です。
RSI値が上がっていますが、価格は下がっています。
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