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カラダの声、心の声

忙しいせいか、食生活が乱れています。
イライラします。
炊きたてのご飯をお弁当に詰めていったのに、昼になったら食べたくありませんでした。
好きなパン屋さんに行って、菓子パンを買い食いします。
お砂糖ジャリジャリ、マーガリンたっぷりのラスクも買って、食後に齧りました。
イライラするので、固いものを咀嚼していたい。体に良くないことはわかっていても、止められません。
結果、胃もたれ…(笑)。
帰宅してから、夕食にお弁当を取り出しました。
自分で作ったものたち。
昆布と干し椎茸入りの、冬瓜のお味噌汁。白いご飯。焼き魚。ポテトサラダと糠漬け。ちゃんと作ってるじゃーないの。
買ったもの。五目ご飯の具(ご飯に混ぜてもいいのですが、おかずとして食べています)。
あー、ほっとする…。
特別じゃないけど。
焼き魚がおいしい。お味噌汁もいい。そして、白いご飯…。
なぜか、とても安心しました。
旅館の朝ごはんが人気なのが、わかる気がしました。
普段バランスの良い食事を摂れていなかったら、定食屋さんで鯖の味噌煮とか切り干し大根の煮物とか、選びたくなるあの気持ち。
胃の中への収まりが、良い感じです。しっくり来るといいますか。
お昼は、何をわがまま言ってたんだろう?
きっと意味のないことです。子供の癇癪みたいな。
わけもわからず、ムシャクシャしていました。
少し早起きしてご飯を炊いて、お弁当を用意した朝の自分に「悪かったな」と思いました。
体に良くて、おいしいものを準備したのに。粗末に扱ってごめんね。
明日から、真人間に戻ります。
でも、夜は宴会です(笑)。
せめてお魚を食べよう。野菜も食べよう。
カラダの声に、耳を傾けよう。
自分の体の声さえ無視するような状態では――他人の感情や表情になんて、気づくゆとりは持てなかったと思います。
ここ数日…良くなかったなあ、自分。
他人にも、イヤな思いをさせてしまったかもしれません。
イライラキャーキャーと騒いでいる表層部から、潜水するように自分の内部に沈んでゆくと、打たれたような静けさに包まれます。
人気のない森の中に立って、目を閉じて。
樹間のざわめきに、身を委ねるように。
小鳥の歌に、聴き惚れるように。
耳を傾ければ聞こえてくる、カラダの声。
胃の奥…腹の底のほうから、何かが私に語りかけてきます。
その、微かなひそかな囁きに耳を澄まして…今夜はゆっくり眠ろうと思いました。

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